ブログ

『普通の子 朝比奈あすか』「特別」ではない「普通」にあるいじめの構造と怖さ

今回は前回も取り上げた『普通の子』という本から別の視点で考えてみようと思います。それは「いじめ」に加担してしまうのはちょっとしたことからで、誰もがその萌芽を持ち合わせているのだということについてです。『普通の子』の私が感じた怖さ『普通の子』...
ブログ

『普通の子 朝比奈あすか』人間の中に潜んでいる怖さについて

今回は『普通の子 朝比奈あすか』を読みました。まずはあらすじをご紹介します。以下はアマゾンに書かれていたものを引用します。『佐久間美保は小学5年生の息子・晴翔(はると)と、同じ会社で働く夫・和弥と、忙しないながらも普段通りの毎日を過ごしてい...

共通性と異質さのあいだで立ち止まるー『彼女の最初のパレスチナ』を読んでパート2

今回は前回の続きで、『彼女の最初のパレスチナ』という本の作品を紹介しながら自分の考えたことを書いてみようと思います。「人生を楽しめ、カポ」カポは、娘フィルダウスの病気をきっかけに、あるシステムを開発しました。それは本来、娘を守るためのもので...

共通性と異質さのあいだで立ち止まるー『彼女の最初のパレスチナ』を読んでパート1

今回は「パレスチナ」という言葉に、導かれてある本を読むことにしました。その本とは、『彼女の最初のパレスチナ サイード・ティービー』という本です。正直にいうと、この本を読んでみた感想として、「これが答えだ」というような読後感はありませんでした...
ブログ

『福音派 ー終末論に引き裂かれるアメリカ社会 加藤喜之』から考えた物語に取り込まれること

唐突ですが、私はアメリカ社会というものをあまり理解していませんでした。というのも『福音派 ー終末論に引き裂かれるアメリカ社会 加藤喜之』という方を読むまでは。この本を読むと「アメリカという社会がどういう社会であるのか」ということが理解できま...
ブログ

『会話の0.2秒を言語学する 水野太貴』の面白さとケア的視点

今回は『会話の0.2秒を言語学する 水野太貴』の本を読みました。そこから、会話の0.2秒という内容これももちろん面白かったのですが、それ以上に、この著者が「ケア」的な発想を最終的に導き出しているところに感動を覚えました。ですので、このことを...

『デモクラシーのいろは』を読んでー半径数メートルの実践

昨年は戦後80年でした。去年、私は戦争に関する本を多く読んでいました。そのようなわけで、「デモクラシー」という言葉にアンテナが立っていたので、『デモクラシーのいろは 森絵都』を読むことにしました。読み終えた今、私の中で「デモクラシーとは何だ...
ブログ

生きているだけで利他であること

前回まで『竜とそばかすの姫』の物語や倫理観から利他とケアについて考えてきました。今回はそれとは別の観点で利他を見たいと思います。利他ケアとは何か(おさらい)ここで一度、おさらいしてみたいと思います。ケアとは、他者の大切なものを共に大切にしよ...
ブログ

『竜とそばかすの姫』ゆらぎをキャッチできる中間的な人々について

前回、弱きものにされたものも、『竜とそばかすの姫』のルカのような、ある種特別な立場からのケアがあるということを考えました。では弱きものにされてしまった人のゆらぎは、どのような人に届くのでしょうか?それをキャッチできる人、そしてその人々につい...
チャレンジ報告

『竜とそばかすの姫』ー弱きものにされてしまったものー

今回も『竜とそばかすの姫』の映画から、ケア利他について考えています。前回は、「ルカ」について考えてみました。「ルカ」は、彼女はクラスの秩序を作るという特別な存在で、そのような立場でしかできないゆらぎのケアが存在するのだということを書きました...