感情コントロールできる自分になる!第六弾『ブッダが教える愉快な生き方 藤田一照』

チャレンジ報告

感情プロジェクト(イライラや怒りに関する本を20冊読んで自分の血肉として

自分を改善しようという試み)の第6弾になります。

今回の本は

『ブッダが教える愉快な生き方 藤田一照』

https://www.amazon.co.jp/NHK%E5%87%BA%E7%89%88-%E5%AD%A6%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%81%8D%E3%81%BB%E3%82%93-%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%80%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E6%84%89%E5%BF%AB%E3%81%AA%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9-%E6%95%99%E9%A4%8A%E3%83%BB%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-NHK%E5%87%BA%E7%89%88%E5%AD%A6%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%81%8D%E3%81%BB%E3%82%93/dp/4144072444/ref=sr_1_1?adgrpid=147026871092&hvadid=624750191739&hvdev=c&hvlocphy=1009552&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=13734703515740706780&hvtargid=kwd-1800453946019&hydadcr=27493_14587133&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%80+%E3%81%8C+%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B+%E6%84%89%E5%BF%AB+%E3%81%AA+%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9&qid=1684809264&sr=8-1

 

第三弾(以下のリンクを参照)で、怒りから離れるためにはポジティブ、前向きさも必要だ

ということがわかりました。

そこから、今回の本の「愉快な生き方」という言葉に私は惹かれてしまいました。

「愉快な生き方」がどのようなものであるのかを知ることで、怒りから離れることができるのではないか

または、そのヒントが得られるのではないかということを思い、この本を選んだ次第です。

今回のキーワード

本書より抜粋

オーガニックラーニング

ポジティブケイパビリティ

ネガティブ・ケイパビリティ

ブッタとはどんな方だったのか

“ブッタ”と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか?

私は知識不足で、「仏教」というような印象しか有りませんでした。

仏教→修行→禅というような連想で、何とのか厳しそうな、堅苦しそうなイメージで

全く愉快と繋がりませんでした。

では”ブッタ”とはどのような方なのか、本当に簡単に書いてみると、

ブッタは、釈迦族の王族の子として生まれ、苦しみ「老・病・死」に疑問を抱き、

いろいろな修行を経験し、最終的には自らが悟りを開き、

教えを説いて回り、仏教の礎を築いた方です。

王族の子と聞けば、裕福で何も苦労もなさそうです。

ですが、自分の疑問を知るべく、修行に出ていく。

ブッタが自ら体感し、最終的に悟りを開く。

その”ブッタ”の教えは、かけ離れすぎたものではなく、そして苦しいものではない

ということを知りました。

そして、その生き方自体に愉快に生きる答えがあったのです。

愉快な生き方=オーガニックラーニング

それはまさに生きることから「学ぶ」ということです。

ブッタの自ら体感しながら、悟りを開いていくという姿こそがまさに「学び」=愉快な生き方なのです。

そのことを著者は「オーガニックラーニング」とよんでいます。

オーガニックラーニングは、何か書物を読んで学ぶとかではなく、

周りのありとあらゆるものとの交流全体から自然に何かが学ばれていくというもの。
何を学ぶかというのはその人次第である。
その学びは生涯に渡って続けることができる

ということになるようです。

 

学びというのは、学ぶ前の自分から何か変化が起きることです。

それは豊かな成長であり、その成長は私達の喜びに変わります

それこそが、愉快に生きる大切なことだということになります。

このように、仏教というイメージが、堅苦しさ、厳しさというようなイメージから大きく変わりました。

子育てなどにおいて「今は修行のときだ」と自分に言っている時がありました。

私は本当に修行をしていたのだと、仏教が身近になったようにも思います。

実際に子育てをしていると大変なこともありますが、

そこから、子供の変化はもちろんのこと、自分の変化を感じることもあります。

そこでの喜びがあるからこそ、苦しくても楽しめるんだと思います。

ポジティブケイパビリティとネガティブケイパビリティ

ポジティブケイパビリティとネガティブケイパビリティという言葉をご存知でしょうか?

私は初めて聞きました。

これを日本語に直すと、

ポジティブケイパビリティ=能動的能力

ネガティブケイパビリティ=消極的能力となります。

一見すると、消極的能力というと、消極的、ネガティブとあるので、マイナスな印象を抱きます。

ですが、

ネガティブケイパビリティ(消極的能力)とは

未知のものをすぐに既知にしようとするのではなく、未知のものをそのまま受け止め、

そこから答えが立ち上がるまで待ち受け止める能力です。

何かをするのではない「しない能力」となるのです。

そして私たちは、being(なる)モードになっているようです。

逆に

ポジティブケイパビリティ(能動的能力)とは、

何かを能動的にする能力です。

そしてこちらはdoing(する)モードにあるようです。

現代では、どちらかといえばポジティブケイパビリティ(能動的能力)が重要視され、

問題」を早く解決することが求められています。

そして、何かを「する」ように、常に即されているような状態があります。

つまりdoing(する)モードが発動し続けているのです。

そうすると、「今」ではなく、未来のことを考えることなども必然的に多くなってくる。

ですが、日々の出来事は諸行無常、一度きりのこと。毎日が未知の連続です。

だからこそその日々を楽しめるよう、ネガティブケイパビリティ(消極的能力)=しない能力

を磨くことが大切になるということです。

そして、この二つの能力のバランスをうまく保つことが必要な気がします。

well-beingとブッタの教えのbeingが繋がりそう

最近willbeingは以前も取り上げたことがあります。

そこでは、読んだ本を参考に、日本文化には日本的なウェルビーイングがすでにあるということ

ということを書いています。そしてその背景にdoingモードで何かを必死にするのではなく、

ありのままを受け止め、それを感じる。そのことを感じる。

その大切さが書かれていました。

そして今回、仏教の考え方にも、being(なる)モードで、何かを足したり引こうとせず、素直に受け入れる。

この姿勢が、このwell-beingと通づるものがあるのではないかと着想的に思いました。

そして、日本文化をもう少し掘り下げていけば、もしかしたら、beingモードのヒントがあるかもしれません。

このあたりもいろいろとみてみるのも面白いと思いました。

最後に

愉快な生き方といえば、何かをしなければならないように思いがちです。

知らない間に、doingモードになっている事が多いのですが、

そこに客観的に気が付き、beingモードを意識的に切り替えていくことが

今の世の中では時に大切なのだと改めて理解しました。

ありのままを受け止めるという姿勢、日々を修行として学び続けるというのは、

今までの感情コントロールプロジェクトでも繋がっている考え方だと感じています。

そして、感情をコントロールすることが、自分の人生の幸福にもつながる。

何よりもこのプロジェクト自体がオーガニックラーニングになっている。

一生の学びであると気づかされました。

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