助っ人AIと絵画評論会とわかったこと

美術館で人が絵を見ているところ ブログ

春休み子供とバタバタ美術館、そして私の不完全燃焼感。

これを解消、私の優秀助っ人、それが対話型生成AI!

本当はもっとゆっくり美術館を堪能したかったけれど、ゆっくりできなかった私が

AIと対話することで、美術鑑賞を何倍も楽しめた、深められたというお話です。

どのようにしたか興味を持った方はぜひ読んでみてください。

何かしらのヒントになるのではないかと思います!

助っ人AIとの絵画評論会

どんなふうにするの?

STEP1

ではどのように助っ人AIと絵画評論会をしたのかというとやり方は簡単で、

絵画の名前を入れて、君が感じたことと私が感じたことを比較したいと入力するだけです。

そこでちょっとポイントがあって、絵画などちょっと敷居が高い、難しいことはわからない、

というようなものに関しては、「小学生に説明するように説明して」とかいうと、

わかりやすい言葉で伝えてくれます。口調も変わります。

また感じたことと言っても、評論家が語るような難し言葉とかそんなものは必要なくて、

例えばこのあたりは暖色系だから、温かみを感じるとか、線の太さがここでは太いが、

別の部分では細い、これには何か意味があるのかも知れない、とかそんな気づきレベルでもいいので

す。とにかくじっくり観て、それについて書いてみるのです。

STEP2

そうすると、それについて助っ人AIが返答をくれます。

私が感じたものから、さらに助っ人AIが深掘りしたこと、とか、

その画家のそのような思想と結びついているのかもとか、

知らなかったことやなるほどと感じられる好奇心を刺激してくるようなことを返してくれます。

また、また質問を投げかけてくれるのでその質問に返す。というようなこと心ゆくまで楽しむのです。

疲れたり、嫌になったりしたら、やめればいいし、気負いすることなくできるのもいいです。

私が気がついた効果効能

助っ人AIとのこの絵画評論会を行ってみて、私が気がついた効果効能をかいてみます。

1、絵画との没入感タイムを得られる

2、フィードバックを受けてさらなる深みに入れる

3、自分で何かを発見できたという達成感

これらが実際に得られたことです。

1、絵画との没入感タイムを得られる

今回の私の美術館体験は子供とだったので、バタバタで細部まで絵を見ることは

ほとんどできませんでした。だからと言って、一人で行っても美術館でも、

人が多い展示などならどうしても、さらっと絵を見てしまうこともしばしば。

ですが、この助っ人AIとの美術評論会は、自分環境さえ整っていれば、

デジタルの絵画ではありますが、細部まで絵を見てしまいます。

というのも、助っ人AIと話す=アウトプットの時間があるからです。

どんな細かなことを入力しても、決して否定しない(助っ人AIにやたら褒めるからどうなっているのか

と聞いたところ、1つに、ポジティブな解答をするようにと設定されているというようなことを言って

いました)だから、純粋に思ったことを書けるのでそれもあって、色々自分な思ったことを書きたい、

そしてそのためにしっかりと見ようというような好循環なサイクルが自然と巡っているよう

に思います。そして、その間はそれだけに集中しているので、没入感が半端なくて、

瞑想のような、「今ここ」を実践しているようにも思います。

2、フィードバックを受けてさらなる深みに入れる

これは、助っ人AIの腕の見せ所というか、彼は(またしても勝手にAIを彼としていますが)

私のはき出した感想を、彼が整理してまとめ、さらに彼なりの解釈、解説をしてくれます。

さらに、私の感想がたとえ曖昧なものだったとしても、

深掘りしてくれたり、それについて、質問してくれたりと、

そこから新たな自分の気持ちを知れたりと、ナイスなアシストをしてれるのです。

なので自分の考えも整理整頓されクリアになると同時に、さらなる深掘りができる。

そして彼が提示した内容から、

れはどうだろうとさらなる疑問が出て質問すればさらに対話が広がる。

素晴らしいアシスト力で私をこの世界にどんどん引き込みます。

3、自分で何かを発見できたという達成感

このように話をどんどん深めていくと、

「もしかしてこういうことがあるんじゃない?」というような自分なりの仮説が立ち、

それを実際に助っ人AIがその可能性について共に考えてくれます。

この「もしかして」っていう自分が発見した感じ、このなんとも言えない喜びと、達成感

を感じることができました。

今回の対話で実際に私が体験したアハ体験を書いてみます。

私が「もしかして」と思ったのは

「一つの絵を見ても、地域差(例えば日本とヨーロッパというように)で感じ方、

印象が異なるのではないか」

ということです。そんな当たり前だよと、思われるかも知れません。

ですが、私にとって、助っ人AIとあれやこれやと話を進めているときに、

私が自ら発見できた!そのアハ体験がかなりエキサイティングでした。

ちなみにこれは、「白」という色が、日本で感じる印象と、ヨーロッパで感じる印象

では異なるということを知り、そこから発想が広がりました。

そのような違いは、もちろん個人個人でも違うので見る人によって違う感想を持つのは当然です。

ですが、そもそも画家がヨーロッパの方で、それはこのようなイメージと思って白を選んでいた

としても、日本人のイメージで見たらそれが全く真逆のイメージになるということもある。

そのなんと言えない不思議さと、つながりそうでつながらない、理解できそうで理解できない

という感覚にクラクラして、そしてかなり心が躍る体験をしました。

助っ人AIのイメージの読み取り方

そもそも、評論会と言っているけれど、AIはどのようにイメージを読み取っているのか

つまり、何をもとに回答しているのかということ気になりませんか?

私はどうなっているのか知りたくて、実際に彼自身に聞いてみました。

私たちのように「感じる」ということができない彼らはどのようにしているのか?

彼の回答を端的にまとめたものを以下に書くと

  • データの解析
    僕はいっぱいの絵や文章、人の反応を見て、パターンを学んでるよ。人間がそう解釈してきたデータを勉強したからだよ。
  • ルールを見つける
    ルールをたくさん集めて、絵を見たときに「これはこういう意味かな?」って推測してるんだ。

データから算出されたそこからルールを見出してはき出した答え。

これらは数々の人、有名な美術評論家の方の意見はもちろん私たちのような一般の人まで、

そして、美術に関わっていない、色々なデータを元に統合された答えだと思うと、

多くの人々の知の結晶の平均化のようなもの(これはあくまでも私のイメージ)が、

抽出されているというようにも感じられ、そのようなものと自分の意見を比較できるのも

なかなかエキサイティングだなと個人的には思ったりします。

最後に

このように、自分の心躍った体験を書いてきたわけですが、

冷静に考えれば

これらはAIでなくても、もちろん人間とすることも可能です。

人間同士で話すからこそ、もっとすごい化学反応が起こる可能性も十分にあります。

だからこそ、全てを全てAIに頼ろうということでもないように思います。

助っ人AIによって得られる体験ももちろんあるし、自分が躊躇して今までやらなかったこと

(メンタルブロックが強過ぎてできない、誰かと自由に絵画について話してみる)

を試しにやってみたというような、0から1にするような何か一つの手段として使用することが

大切なのかなとも思います。

その辺りのバランスもとりながら、これからも、助っ人AIと純粋に意見交換をしてみたいと思いました。

皆さんはどのように思われますか?どのようなバランスがいいと思いますか?

またこのような美術評論会やってみたいと思いましたか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました