特性と環境づくりの重要性~ボクがジョブズに教えたこと ノータンブッシュエル~

新しい月、二月になりました。

なんとなく気が巡っていないような、鈍化した日々を過ごしています。

そんな、なんとなくな日々で、なんとなく手に取った本が

「ボクがジョブズに教えたこと ノーラン・ブッシュネル」

なんとなくとった本としては、私の生活と全く接点のない話のようにも思えました。

 

ですが私とは程遠い世界であるからこそ、逆に、起業家の新鮮な目線、そして起業家の視点を

ほんの少し感じられたようにも思います。

今回読んだ本

今回は、iphonで有名な「スティーブ・ジョブズ」が師と仰いだ伝説の起業家が書いた

「才能」が集まる会社をつくるにはどうすればいいか、

というようなことが書かれている本を読みました。

会社存続ためには、イノベーションが必要であるが、そのイノベーションは社員全体から生まれる必要がある。

そこで必要であろう「ポン」が提示された本です。

「ポン」とは、ちょっとしたアドバイスのことで、

本書の場合は、創造性を高めるアドバイスのことで、それが有益である、必要である場合のみ適用する

というものだそうです。

特に本書では、創造性が花開く環境を作るためのポンが51か条書かれています。

 

今回私が注目した点

冒頭でも書きましたが、この本の伝えたいことは

「クリエイティブ」な人をどのように組織で活かしていくのか

です。その際に、

実際にクリエイティブな現場にいた著者が行っていたこと、

どの様なことを考えて、どのようなことに気を付けていたのか。

この部分とても興味深かく、私が注目した点です。

この事は、特に起業家だったり、会社だったりしなくても、

子育てに関しても十分に応用が出来る視点ではないかと感じました。

クリエイティブ」な人とは、まさに子供ではないかと思うからです。

では、次に私が興味深く感じた点を書いてみようと思います。

「クリエティブな人」の特性を知っている

まず私がすごい視点だなと感じたのは、

「クリエティブ」な人のことを著者がよく理解しているということです。

具体的には

「クリエティブ」な人はどのような特性があり、

どのような環境であれば開花できるのか

ということをしっかりと考えていることです。

当たり前だろうと思われるかもしれませんが、実際はなかなか出来ていないのが現実だと思います。

というのも、多くの場合、人のことを「機械的に」しかとらえていないような部分があるからです。

こういうことは、みんなが出来て当たり前。

時間通りにこなしていくことを求められる。

こういうことが多くあるのではないでしょうか?

私自身、そのようなことがないようにと思いながらも、

例えば子供の宿題も、「早く終わらせなさい」といって、目的が終わらせることになり、

子供の気持ち、事情など無視にやらせてる感があるように思います。

毎日の事でそうなってしまうのは仕方ない部分もありますが、

もしかしたら、そのような「機械化」ではなくもっと「人間的な、有機的な」アプローチ

することで何かがかわることがあるかもしれません。

 

本書であげられていた「クリエティブ」な人の表現として、

クリエティブな人と注意欠陥多動性障害(ADHD)を持つ人はかなり重なっている

ということが書かれてありました。

注意欠陥多動性障害(ADHD)などは、この名詞の中にもあるように「障害」というくくりで

見られることもあります。ですが、こうしたクリエイティブな世界では、「障害」ではなく、

「創造性」ということに変化させられます。このようなコペルニクス的な転換も面白いなと思います。

特性を知ったうえでの環境設定

クリエティブな頭脳というのはとても活発であるという特性があるようです。

クリエティブな人にとってひとつの企画しかすすめられないというのは欲求不満がすごく溜まる事態

クリエティブな人は、会社が解決してほしいと思うクリエティブな問題一つに集中しい続けられない人種

というようなことが書かれていました。

「幼稚園型管理」(著者の言葉)といって、クリエイティブな人に仕事を任せずに、

ずっと監視しておくような方針では、アイディアが発揮できない環境になってしまいます。

そうではなく、クリエイティブな人を大人として扱い、アイディアなどを後押しする事が必要である

とありました。

その人にどのような環境を提示すれば能力を発揮できるのか考え実践すること。

これは非常に興味深い視点だと思います。

この部分は、まさに子育てに必要なあり方だと思います。

私がどのように活用できるのか

ではそのような「ポン」をどうやって私が日常生活に活用できるのか。

それは、

やはりその人その人の特性のようなものを知ること、

どうすればその人にとって最大の力、魅力が発揮できるのか、

そのような環境を提供できるのか考えること

だと思います。

最後に

そうはいっても、クリエイティブな仕事とそうではない仕事というのはどちらも必要で重要です。

その様な現実の中、どのようにうまく両輪を回していくのかというのは課題になると思います。

家でのマネージメント業務を多く担っている私は、そのあたりを意識しながら

マネージメントしていきたいと感じました。

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