今回も読んだ本から考えた事を書いてみようと思います。
私自身ももちろんですが、これからの時代を生き抜く自分の子供たちにも
身につけさせたい力だと感じました。
ご興味のある方はぜひ読んでみて、ご感想、御意見を頂ければ幸いです。
今回読んだ本
「なんとかならない時代の幸福論 ブレイディみかこ×鴻上尚史」
ブレイディみかこさんはイギリスで生活されていて、お子さんもおられて、
イギリスの学校に通っているようです。で
すのでイギリスの教育に関する事も所々書かれていありとても興味深かったです。
日本とイギリスの違いなんかも織り交ぜながらの対談で非常に面白かったと思います。
そんな中で私が感じたこれから身につけたい力だと思うものが3つありました。
それは
コミュニケーション力
エンパシー
受け入れる力
だと感じました。
なんとかならない時代って
本書の題にある”なんとかならない時代”って一体どんな時代かを考えてみました。
本書を読んでいて感じたのは、
現状の日本の「世間」重視になりがち、つまり内向きな部分が多い、
今まではそれでもよかったけれどもこれからはそれではどうにも行かなくなってくる。
いわゆる「多様性」を受け入れていく、その方向にどうしても変わっていかなければならない時代
ということではないかなと思いました。
現状に日本はどうしても、大きく物事が変わることを好んでいない、そうできない、部分があると感じます。
ですが、これからは、少子化超高齢化社会ということで、日本国内だけで何かをするにも限界を
迎えている部分があります。
嫌でも、変わっていかなければならないし、多様性を受け入れなければならない
そういう時代だということではないかと思います。
その前提から考える必要な力
そのような時代において、親という立場の私も、そしてこれから生きていく子どもたちにも
必要な力はなにかと考えたときに、先にあげた
コミュニケーション力
エンパシー
受け入れる力
が必要だと感じました。
コミュニケーション力
以前からコミュニケーション力は大切だということは言われていました。
ですが、私はちゃんと理解していなかったなと感じています。
私自身は、多くの人と話せる力というような社交的な意味で捉えていたように思います。
しかし本書で言う
コミュニケーション力とは
「物事が揉めたときに何とかできる力」
とありました。
このような力というのは、多様性の時代を生き抜くには必須の力だなと思います。
自分の持っているものをそれぞれ一旦テーブルに乗せて、そこから、
いい塩梅を探っていく、そのような部分が必要だなと思います。
エンパシー
「エンパシー」とは
「対象に制限はない。
この人の立場だったら自分はどう感じるだろうって想像してみる能力」
とありました。
エンパシーとにている「シンパシー」という言葉があります。
「シンパシー」は「もっと感情的に同情したり、同じような意見を持つ人に共鳴したりすること」
とありました。
ここで大きく異なるのは、「エンパシー」は対象に制限がなく、自分とは全く異なる人だったとしても、
その人の立場を想像するということ。
難しそうなことだけれども、多様性の時代では今にもまして、自分とは全く異なるバックグラウンド
の人がたくさんいるわけですから、やはり必要な能力だと思います。
受け入れる力
これは本書を読んでいて、感じたことなのですが、
違いを違いとして受け入れる、
揉め事の中でどうやって折り合いをつけて、その物事を受け入れていくか
ということをたくさん感じました。
これは昨年私が取り組んでいた感情コントロールプロジェクトでも何度か出てきたものです。
それだけその力が重要なんだと、そしてなかなか難しことなのではないかと感じています。
そこで私ができそうなことは
では、こうして私がこのような力を知って、実際にどのように子どもとともに
成長していけるかを考えてみました。
自分自身がまずは変わること、自分の考え方に柔軟性を持たせて、変化していくことを恐れない。
いろんな立場の人を知るために、本や映画を見る。
色んな経験をして、自分自身に変化をもたせ、そのことで色んなことを想像できるようにする。
ということなのかなと思います。
すぐに変化したり、変わることは難しいとは思いますが、一歩ずつ変わっていったり、
家族との対話、色んな経験を通して、その力が最終的に身につければいいなと思います。
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