感情コントロールできる自分になる!第十八弾『THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福』

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感情プロジェクト(イライラや怒りに関する本を20冊読んで自分の血肉として

自分を改善しようという試み)の第18弾になります。

今回も感情と大きく関わっていると思われる「HAPPINESS」幸せに焦点にあて、

精神科医という立場から見た、「幸福とはなにか」を知りたくてこの本を読んでみました。

気になる方は是非読んでみて、感想などを聞かせていただければ幸いです。

今回読んだ本
今回選んだ本は
『THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福』樺沢 紫苑

Amazon.co.jp: 精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法 : 樺沢紫苑: 本
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今回、この本を読んで面白かったこと、興味深いと感じた事は、

幸福感を感じるには、私達の3つのホルモンが大きく関わっていること

それぞれのホルモンによって幸福の感じ方が異なるということ

そのホルモンのちがいに注目しながら、自分の行動を変えることで、幸福感を感じ、

長続きさせることができる

ということです。

 

幸福感を感じる3つのホルモンとは

幸福感を感じる3つのホルモン、

それはズバリ

「ドーパミン」

「セロトニン」

「オキシトシン」

この3つです。

聞いたことがあるものではないでしょうか?

私も今までの感情コントロールプロジェクトを進める中で何度かでてきたホルモンでした。

にも関わらず、今回この本を読んで改めて理解したことがあります。

それは

それぞれのホルモンは性質が異なり、それに伴い幸せの感じ方が異なるということです。

「ドーパミン」はお金や富、名誉などというような幸福です。

私の印象では、短期的な一気に燃え上がるような幸福のイメージがあります。

「セロトニン」は心と身体の幸福感で、幸福の基本のものであり、

穏やかなもののようなイメージがあります。

「オキシトシン」はつながりと愛の幸福で、これも穏やかであり、

暖かな焚き火のようなぬくもりの幸福感のようなイメージがあります。

そしてそれぞれの幸福の優先順位があるということです。

1,セロトニン的幸福感 2,オキシトシン的幸福感 3,ドーパミン的幸福感

の順番で幸福感を満たしていくことが大切のようです。

マズローの五大欲求のように、まずは健康的な基盤が出来、そこから人とのつながり、

最後が自己実現のような感じに近いですね。

ここで分かる事は、「HAPPINESS」や「幸せ」といっても、いろんな形があるし、

感じ方があるということです。そしてそれはそれぞれのホルモンによって感じ方が

異なってくるということです。

そして、幸せの優先順位に沿って幸福感を高めていくことが大切だということです。

幸せの「4つの性質」

本書では、「HAPPINESS」や「幸せ」には4つの性質があると書かれています。

1,幸せはここにある「BE」幸福 「DO」の幸福

2,幸福は「結果」ではない「プロセス(過程)」である

3,幸せは劣化する-「減る幸福」「減らない幸福」

4,「幸福の掛け算」ですべての幸福が手に入る

2,3というのは何となく聞いたことがあったり、自分自身の体験を思い出してみても、

納得のいくことだなと思います。

なので私が特に興味深く感じた1,4についてもう少し見ていきたいと思います。

幸せはここにある「BE」幸福 「DO」の幸福

幸せには「BE」の幸せ「DO」の幸せがあるということ。

感情コントロールプロジェクトでも、言葉は少し違いますが、よく「being」という言葉出てきました。

そして、感情コントロールでは「being 」、今ここを意識するということの大切を知りました。

本書では、ホルモンと言う観点で見る

「BE」の幸せ ⇒ セロトニン的幸福感、オキシトシン的幸福感

「DO」の幸せ  ⇒ ドーパミン的な幸福感

ということになるようです。

同じ幸福でも異なるものであるということ、

それがそれぞれのホルモンに対応しているというのがとても面白いなと思いました。

 

「幸福の掛け算」ですべての幸福が手に入る

3とも少し関わってくるのですが、

ドーパミン的幸福感というのは少し取り扱い注意な幸福感だそうです。

ドーパミンは非常に一時的なもので、「もっともっと」という気持ちにするものでもあるのです。

だから

一時的には幸せを感じるけれどもすぐにその気持ちが減ってしまい、またすぐに手に入れたい

というような依存性をもっているホルモンでもあります。

ですが、この取り扱い注意のドーパミンと比較的穏やかで長続きするオキシトシン、

セロトニンを掛け合わせることで、幸福感を長く維持できるという事があるようです。

例えば、私は食べる事が好きなのですが、一人だと、何というか、雑に食べ物を食べてしまいがちです。

お皿とかも使わないとか、一気に食べてしまうとか、、、でもこれを誰かと一緒に食べる事で、

きっとお皿などもきちんとセッティングしたり、きちんと味わって、共に楽しんでいる人と

楽しみながら食べることができます。そうする事で、一気に食べて暴走するのが止められるでしょうし、

何よりも心穏やかにいられるかもしれません。

こうする事で、人との結びつきであるオキシトシン的な幸福感そして、

食べ物を食べるというある種のドーパミン的幸福感の掛け算で

幸福感は長引くことになると思います。

感情コントロールにどう生かすか

と考えると、

「自分の感じているこの幸福感が一体どういうものであるのか」

ということを客観的に見つめることが大切になるように思います。

この客観視は感情コントロールに欠かせないものです。

もしも、ドーパミン的な幸福感に偏りすぎている場合は、

自分が「もっともっと」となるかもしれない可能性があると考えられ、

冷静な対応が取れるかもしれません。

この客観的な見方で、感情コントロールが出来ると考えます。

また「BE」の幸せ、つまりセロトニンやオキシトシン的な幸福感を日頃から高めておくことで、

ドーパミンのもっともっと暴走を抑制することができるわけですから。

日頃からほんわかとした幸福感を感じることができ、日々自分自身の感情の暴走も防げるような気がします。

ではセロトニンやオキシトシン的な幸福感を感じるには何をすればいいのか。

それが、面白いことに、本書に書かれていることは、感情コントロールプロジェクトで

々と提案されていたことと共通することがたくさんあったのです。

例えば、睡眠、運動、朝散歩、感謝日記、今にフォーカスするマインドフルネス、人々との交流などです。

そして、色々と読んでみてわかったことは、体と心は本当に密接に関わっているということです。

やはり体をしっかりと動かさないと心も動かない。

心と体は切っても切れない関係であるということです。

色々と知れば知るほど、繋がる事が出てきて面白いと思います。

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