今回は先日行ってきたハインキングで起こった出来事から、心の進展がありましたので
その事について書いてみようと思います。
もしかしたら、セレンディピティが動機ややる気を引き起こしてくれることがあるかもしれません。
私のちょっとしたセレンディピティのお話を聞いてください。
英語を勉強している理由
ハイキングと何の関係もありませんが、英語の話をさせてください。
私が英語を勉強している理由は、このブログでの趣旨でもある何でもチャレンジして、
その姿を子供たちに見せるということが目的ではじめました。
もちろん、英語でなくてもいいのですが、私自身英語が話せないのに、
子供だけに英語話せるようになりなさいという、
口だけの母親ではだめだと思い、私も勉強しようと思ったのがきっかけです。
だから、英語を使いたいとか英語で何かできるようになるなどというような、
英語に関する大きな目標があるわけではありません。
だからなのか、正直英語を勉強していてもきちんと頭に入っている感じもないですし、
いくらやっても伸びている感じがしませんでした。
最近はじめたAIと英会話をするというのも、私がそもそも英語で会話したいことが無い
ということも明らかになって、英語云々じゃないのでは無いのか
ということにも気がついて来ていました。
ですが、ひとまず私もやっているんだと言うことを見せるために続けていました。
つまり、英語に関する明確な目標がない状態でいたのです。
外国の方と話す機会
そんな私の英語の目標がない話から一転、先日家族でハイキングに出かけてきました。
そんなに有名とも思えない場所なのですが、びっくりする程に海外の方がこられていました。
こんなところにも観光に来られるのだとびっくりしました。
そうして歩いていると、海外の女性の方と少し話をすることができました。
といっても、消して英会話というような会話ではなく単語をなんとなく繋げて話すような形です。
なんとなく気持ちが繋がったようなうれしい気持ちになりました。
そしてひょんなことから、私達が彼女の道案内をすることになりました。
というのも彼女が道を聞いてこられたので、なんとなくこっちだというようなことを伝えて一段落しました。
しかし急に旦那氏がそこまで連れて行ってあげようと、いつもになく大胆な行動に出たからです。
せっかくの話す機会をもらえたこと、そして、せっかくならいい気持ちで観光を終えてもらいたい、
そういう気持ちを、私たち夫婦が持ったのです。
といっても、旦那氏は「連れて行ってあげるとに彼女に伝えて」と言って、自分は何も話さなかったのですが。
そして私は本当に拙い英語でしたが、その旨を伝え、そしていろんなことを彼女に聞きました。
なんとなく私の言っていることが伝わっているようで、ちゃんと返答があったり、
分からない言葉が出てきたら、スマホの翻訳通訳などを使用して話をしたりと、
きちんと会話が成立していました。
そしてきちんと道案内できたのです。
ですが、ついた場所は彼女の見せてくれた行きたかった場所の写真とは、大きく変わり果てた場所でした。
尚且つ、彼女は既にここに来たことがあるとの事。。
私は何度も「soorry!!!!」と言っていました。
その言葉が彼女に一番よく伝わっていたのではないかと思います。(笑)
彼女もすごく笑顔で気にしてないという感じでした。
そして私は持っていたお煎餅を「japanese cookie osenbei」と言って私は握手をして解散しました。
心の変化
彼女もすごく喜んでくれたようで、とってもいい経験ができたなと思いました。
そして、私の心は大きく揺さぶられました。
高揚感、敗北感、そして、頑張りたいという気持ちです。
自分の今まで眠っていた英語の力を少し発揮できた、そしてこうして異国の人と交流できたことの高揚感。
それと同時に、もっともっと自分の英語ができていればもっといろんなことを話しできるチャンス
だったのかもしれない、自分の英語力の低さになんとも言えない敗北感のような気持ちになりました。
そして、もっと話ができるようになりたい!というような思い、目標ができました。
今回、この体験をして思ったことは、
日本にいれば、なんやかんやいいながらも、英語を使わなくても生活できるのが現実です。
多くの場合、英語をコニュニケーションという本来のツールの使用ではなく、
受験のため、会社の昇進のためというようなツールになりがちです。
日常の風景に溶け込めておらず、英語というものがどことなく机上のものような感じがします。
現実離れしていて、一部の人しか使用しないような技能のような感覚です。
ですが実際にこうして、海外の人と英語というツールで話をしてみると、
その本来の意味のようなものを感じたように思います。
もっと私の言葉で話をしたい、血の通った会話をしてみたいということです。
そんなわけで、今回この体験で、
今までの「子供に黙って親の背中を見せるための目標」に加えて、
「実際に英語というツールを使って、血の通ったコミュニケーションができるようになる」という
目標が出来ました。
血の通ったとは、その人の為に、その人だから、その人を知りたいから、というような気持ちを動かすような
コミュニケーションができるようなイメージです。
今回の体験のように、その女性を目的の場所へ、という旦那氏の一声から動き出しました。
気持ちからのスタートなのです。
私がしようと思うこと
これまでは、ただなんとなく英語を勉強していたようなところがあったなと思います。
教材をただやっているだけというか、そのままなぞっている感じです。
さっきの言葉を借りると、血が通っていないような、機械的な感じです。
これからは
この文章を実際にどんな場面で使えるだろうか
とか
発音をもっと練習したいとかそして会話を意識した練習をしていきたい
と言うような勉強の具体的なイメージが湧きました。
まだまだ私の英語力は伸びそうにはありません。
ですが、こうした突然の経験が私の起爆剤となってくれたことは間違いありません。
英語でもなんでも、こうした何かしらの体験で、自分の目標が降ってくることもあります。
そう思うと、多くの経験をすることも、大切だということを改めて理解しました。
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