感情コントロールできる自分になる!第十五弾『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる 答えを急がず立ち止まる力 谷川嘉浩:著 朱喜哲:著 杉谷和哉:著

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感情プロジェクト(イライラや怒りに関する本を20冊読んで自分の血肉として

自分を改善しようという試み)の第15弾になります。

何気なく出会った本

ネガティブケイパビリティという言葉聞いたことはありますか?

私はどこかで聞いたことがあるようなぐらいの感覚でした。

どういうことなのか読み進めていくうちに、

これも感情コントロールに重要な考え方ではないだろうか

と思いました。

そこで私が考えたことを書いてみたいと思います。

ネガティブケイパビリティとはどういうことなのか?

どうしてこの考え方が感情コントロールに通じると思うのか?

実践できそうなことはなにか?

このあたりを踏まえて書いてみたいと思います。

もしも興味がある方は最後まで読んでいただき、いろんな感想を聞かせていただければ嬉しいです。

ネガティブケイパビリティとは

「ネガティブケイパビリティ」とは

物事を宙吊りにしたまま抱えてこんでおく力
謎や不可解な物事、問題に直面したときに簡単に解決したり、安易に納得しない能力
関心を放棄せずに咀嚼し続ける力

と書かれていました。

それを知った時に私は思ったことがあります。

それは、

現在はいろんなことが明らかにされている、できるという前提で物事が進んでいるということ

当たり前、決まりきったことなどは本来はないにも関わらず、

そのようなものがあると思い込んでいるのではないかということ

そしてそれが「常識でしょ」「当たり前でしょ」という風潮が多くあるということ

答えをすぐに求めたがるスピードが以前よりも速くなっていること、

中身よりも、で結局何が言いたいのというような結論重視というような部分もある

というような、何か違和感を感じる部分があるなと個人的に感じていました。

そのような風潮に警鐘を鳴らすというような形でも、ネガティブケイパビリティという考えが

必要とされているのかもしれ無いと思います。

実際の日常で感じること

例えばどんなときに違和感のようなものを感じているか、具値的に書いてみたいと思います。

そこからネガティブケイパビリティの考え方を適用できないか考察してみたと思います。

例えば、育児をしている時

子供のこと、特に小学生の娘に関しては常に色々と悩んでいます。特に勉強。

小学生の娘にとっては苦手なようで、、、

だからこそ、なんとかしてやりたい、と私は勝手に思い必死になって教えている、

でもすぐには成果はでないし、当の本人は何にも感じていないという。

それに私は苛立ったり、一人で反省会をしたり。

そんなことを何度も何度もやっているのです。

反省会の内容は

すぐに成果が出ないのは当たり前だし、すぐに成果を望むのも間違っている、

それにこれは彼女の問題であって私がなにかできることでもない。

私の出来る事は彼女の可能性を信じて待つしか無いのだ。

とはいっても、小学校の基本的な内容は知っておくべきではないのか

こんな考えが堂々巡りで私の中を巡っているのです。

最近はじめたバイトでは

社員の方に言われる言葉に「こんなの当たり前でしょ」とか「前にも行ったよね」とかそういう言葉です。

そのような言葉に心を痛めたり、そんな言葉を投げかけられている人を見て、自分のことのことのように

心が辛くなったりしていました。

しかし冷静に考えれば、社員の方が言っているその当たり前というのは一体何なのか?

前に言ったからと言ってすべてを把握しなければならないことなのか?

そのようなことが多発しているなら他に手を打つことはできないのか?

というようなことが頭を駆け巡ることも多くなってきました。

そうすると、社員の方その言葉が少し空虚なもののように見えてきて、前ほど心を傷めなくなりました。

長々と書いてしまいましたが、何が言いたいかと言うと、

1,日常の生活で、問題を宙ぶらりんにできないことがあるもどかしさを体感している

2,安易な答えを求めずに、宙ぶらりんにしなければならないことも理解している自分がいる

3,多面的にものを見る必要性があるということ

4,自分の心の機微に注意深く観察すれば、新たな考えが出てくることもあるということ

ネガティブケイパビリティの感覚をなんとなく日々の生活で感じているのだということがわかりました。

本書に書かれていたネガティブケイパビリティを鍛えるヒント

そもそもネガティブケイパビリティとは物事にはっきりとした答えを出す

というような考えではないものです。

だから、ネガティブケイパビリティを得るためにどうしたらいいのか

ということをはっきりと断言するということもされていません。

だからこそここでもこれをすればいいというような安易なチップスを提供することは難しいです。

ですが、私なりに読んでいて感じたことは、

一問一答というような考え、もしくは二元論的な考えをすぐに採用しないほうがいいのではということ

自分の時間というものをもっと深めていく体験が必要ではないのか

いろんな場所を持つことで、その場所独特の言葉なり感覚を観察することで、

自分の多様性を育むということ。それは本、映画などに触れることもいい。

ということがキーワードのような気がします。

どうして感情コントロールに通じるのか

ネガティブケイパビリティを鍛えるためのヒントのようなことをやっていくことは、

自分の中にたくさんの見方、考え方を鍛えていくことなのだと思います。

そしてそれは、一人でしっかりと考えるというものと、

同時にそこではない別の世界に自分の身を浸すことによって、

その場の空気感、本書では「手触り」という言葉もありましたが、

そこでしか無いものを感じ取ることでいろんな考え方を持つことになる、

それが自分自身を作り上げていくことになると思います。

そうなれば、感情も落ち着くことができるだろうし、

たとえ何かに心乱されたとしてもいろんなことを

多面的にとらえることができ、それが心を落ち着かせてくれるかもしれません。

何でも二元論的に良い悪いと言うような見方をしていると、それだけで息苦しくなるように思います。

実際に自分自身できること

では何ができるのだろうかということですが、私好きな読書でいろんな視点を手に入れる

(今は感情コントロールで本の種類も偏りがあるのでいろんな種類の本を読んで咀嚼してみようと思います)

いろんな場所を持つということは、私自身内気なのでハードルが高いとは思います。

ですが、まずは家族に自分のいろんな考えを共有すること、

そこから私には無い考え方を得ることができるかもしれません。

子育てを思う存分行うことが自分自身を作り上げているように思います。

常に答えはなく、思うようにもならない、子供の気持ちや自分の思いとの折り合いつけたりと

ネガティブケイパビリティを鍛えられる側面がたくさんあることに気が付きました。

今ある自分の状況をしっかりと考え、観察することが大切なんだと改めて考えさせられました。

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