感情プロジェクト(イライラや怒りに関する本を20冊読んで自分の血肉として
自分を改善しようという試み)の第12弾になります。
今回は、感情は脳が作り出したものであるということから、考え方を変えることによって、
自分の生き方を変えられるのではないかという視点からこの本を読んでみることにしました。
感情コントロール=考え方を変える事 ⇒人生を変える
ではうまくいっている人がどんな考えをもって生きるのか、それに迫っていき
感情コントロールに繋げる事が出来るのか見ていきましょう。
今回の読んだ本は
うまくいってる人の考え方 ジェミーミンチントン
本書のキーワード
この本ででてくるキーワード「自尊心を高める」ということです。
自尊心とは、『他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間と信じる気持ち』
とあります。
この言葉を聞いて、皆さんはどれほど自尊心をもって生きているでしょうか?
わたしの場合、よくよく思い返してみると、素晴らしい人生にしたいとは思っていますが、
「創造する」という主体的に行動しているかと言われればそこまでの気概もないような気もします。
特に私の性格上、どことなく自分のことはさておき、周りのことに特に目がいってるということが
多いように思います。それが自分の良い部分でもあるとは思いますが、
行き過ぎて時々苦しくなったり、それが結果的に、感情をコントロールできない原因になって、
怒りの感情になっているようにも思います。
だとすると、
自分の人生を素晴らしいものに創造して行くという思いを持ちながら生きていくことは、
最終的には感情コントロールに繋がる考え方であるのではないないかと思います。
では具体的にどのような考えを持つことが必要なのかをみていきたいと思います。
自尊心を高める考え方~私なりのまとめ~
本書では100個の内容書かれてありました。それを読んでいるうちに、共通項があるように
思いました。その共通項は5つになるように思います。
許す
これは、人間すべてに共通する事で、当たり前のことなのですが
「人間は失敗をするものである」
ということです。本書では、このことが何度も書かれてありました。
私が面白いと思ったのは
間違いを犯すというのは、人間的に劣っているということではなく、人間的だということである。
この人間的という言葉です。今まで深く考えていませんでしたが、確かに人間は失敗をするものです。
どことなく最近では、失敗をしてはいけない、失敗を悪だと思う風潮がかなり強いと思います。
ですが、これが人間であると思えれば、少し心も軽くなり、人に対する態度も
大きく変わってくるように思います。
そして何よりも大切なことは、自分で自分を許すということです。
きちんとどうしてそうなってしまったのかを原因、結果を客観的に考えてみること
そして、失敗を悪として考えるのではなく、学びの場だと思うこと
が大切だと思います。
少し話が逸れますが、
これは子育ての中でも子供たちに伝えていかなければならないことだと思います。
生活をしている中でつい、こちらがなって欲しくない結果になった事を、失敗として、
怒ったり、強くいってしまうことが私はあります。
ですが、それではやはり、子どもたちに失敗を悪いものだと思わせたり、
学びの場として提供できないことがあると改めて気が付きました。
だから自分自身気を付けなければならないなと思います。
受け入れる
他者でも自分でも否定するのではなく、ありのままを受け入れる。
なかなか難しいですよね。いろんなことを思ってしまいます。
ですが、それはただの思いなんだとそのままにしておく。そういうことなのかなと思います。
例えば、自分をありのままを受け入れると、自分自身を大切にできるように思います。
自分を受け入れることができる理解者は自分でしかありません。
自分自身を受け入れることができれば、他人を受け入れる事もできるように思います。
そして、自分は自分、他人は他人とうまい線引きができるように思います。
また他人に変な期待をしないようになるように思います。
こう考えていくと、まずは自分を受け入れことはとても大切なことだと思います。
動かせる部分にフォーカスする
動かせる部分とは、変える事が出来る部分です。
いくら考えたり、悩んだりしても、変えられない部分にばかり焦点を当てていたら、
変わらないですよね。これも冷静に考えればわかる事なのですが、日常生活をしていて
悩みの渦中にいると忘れている事が多くあります。
しかし、この考え方で一度物事を俯瞰してみることができれば、なにかしら、
物事が一歩前に進むこともあるように思います。
自分が自分の一番の推しになること
自分が自分の一番の押しって何のことと思うかもしれませんが、
自分自身が自分を信じて、そして応援していくことだと思います。
意外と自分自身を大切にできてないということが多いのではないかと思います。
自分自身の気持ちを後回しにしていたり、自分自身の選択を自分自身でしていなかったり。
自分自身の心の声をきちんと受け止めて、それを応援してあげる、
また自分自身の選択には責任を持つ。これも立派な推しの務めだと思います。
そして、他人軸ではなく、自分軸を持つことが必要だと思います。
それは自分の推しの為であり、自分の推しということはつまり自分自身の為でもあると思います。
一番の理解者でいてあげるこれが、自分が自分の一番の推しになるということです。
本書ではこのような言葉は使われていません。
私の勝手な考えなのですが、この考え方、大切だなと思います。
ポジティブシンキング
これは言わずもがなという感じですが、前向きに考えるということです。
同じ事象でも、とらえ方ひとつで、楽しいことになったり、逆になったりします。
だとすればすこしでも、楽しいほうが気持ちも明るくなると思います。
どんな出来事もいい方に解釈する
感謝の言葉や褒め言葉を直ぐに口にする
二つを意識するだけでも、前向きになれるし、周りにもいい雰囲気を与えられるように思います。
まとめ
以上見ていくと、今行っている感情プロジェクトで何度か出てきたフレーズであり、
仏教の内容とも通じる部分があるなと改めて感じました。
人生をうまくいくためにも、根底にはこうした考え方があるのだと思いました。
それを自分のために日々精進することで、自尊心が身につけられ自分がいい状態、
安定した状態になるのだと思います。
自尊心が身に付けば、自分自身が満たされた状態を自分自身の体験を身をもって
体験体感しているからこそ、人のことを心の底から考えられるのではないかと思います。
感情コントロールをすることが、自分の心を満たすことになり、尚且つ、
周りの人にも良い影響を与えることが出来るとなるとますます
日々自分自身精進していくことが大切だなと感じました。
そのためには、自分を後回しにしている部分があるので、自分はどうしたいのか、
自分はどう思うのか、その上で、どうするか適切な選択ができるようにしたいと思いました。
それと同時に自分はどのように目的、目標、考えを持つべきなのか自分自身を知るということが
大切なのだと感じました。
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