感情コントロールできる自分になる!第七弾『私らしく自由に生きるための 北欧流 7つの幸せ習慣 いんこ』

チャレンジ報告

感情プロジェクト(イライラや怒りに関する本を20冊読んで自分の血肉として

自分を改善しようという試み)の第7弾になります。

今回の本は

『私らしく自由に生きるための 北欧流 7つの幸せ習慣 いんこ』

https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%8F-%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE-%E5%8C%97%E6%AC%A7%E6%B5%81-%EF%BC%97%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%B9%B8%E3%81%9B%E7%BF%92%E6%85%A3-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E3%82%86%E3%82%8B%E3%81%8F%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%8A%9C%E3%81%8F-%E5%86%85%E5%90%91%E5%9E%8B%E3%83%98%E3%82%BF%E3%83%ACOL%E3%81%8C-ebook/dp/B0BSTR739P

違う角度から感情コントロールプロジェクトの本を選んでみようと思います。

それはどのような事かというと

日本とは別の国に住んでいる方の視点(日本の視点と別の国の視点という2視点)で、

「幸せ、自由に生きる為の方法」を知れば、

怒りからは遠ざかることができるのではないか?

また別の視点の感情コントロール方法が見つかるのではないか?

という仮説から、ここから二回は海外在住の日本人の方の本を参考に

考えてみたいと思います。

 

著者いんこさんのプロフィール

著者のいんこさんは現在は幸福度ランキング上位とよく言われる北欧に移住されています。

いんこさんが書かれたプロフィールを元に、私がまとめると、

もともとは日本で「ふつうのOL」をされていたそう。

ご本人の性格として、超内向的で豆腐メンタルでADHD傾向がある。

そんな性格のいんこさんが日本で「もっともっと頑張らないと」と仕事も、

人間関係もボロボロになるまで自分を追い込む日々をすごしていた。

そしてあるときぷつんとその意図が切れて脱サラし、無計画で北欧に移住した。

という経緯だそうです。

私が勝手に推測するに、日本独特の社会の中で、周りの空気を人一倍読み、

迷惑かけないようにと人一倍頑張っていた方なのかなと思います。

この息苦しさを感じている方は、日本には多いように思います

。私自身も同様の気持ちを持っていきています。

さてそのような、”The 日本人”(勝手にそんな名称をつけてしまいましたが)というようないんこさんが、

別の国で生活をしたら、

どのように感じられたのか、

どのような気づきがあったのか、

そのあたりに注目しながら、感情コントロールに繋がる事、考えたことを書いてみようと思います。

日本人と北欧の方の似ている性格と異なる点

日本人と似ている性格として

パーソナルスペースの取り方が似ているため会話をしていてもなんとなく安心できる

と書かれてありました。

例えば、とてもシャイで、感情表現が控えめ、信号をきちんと守る

というようなことだそうです。

何かで聞いたことがありますが、アメリカなど社交的な文化圏の方は、

知らない人でも「その服かっこいいね」など気軽に話をするそうです。

日本ではなかなかそのような感じはないのかなと思います。

実際、エレベーターの中では、エレベーターのドアが閉まったとたん

みんな静かになるというような光景があるように思います。

知らない人と、気軽にはなすような雰囲気がないような感じです。

そのあたりなんとなくですが、日本的な光景のように思います。

そう考えると、なんとなく北欧の方が近くに感じられます。

そして違いとしては

生き方やそれに対する考え方について

だそうです。

その大きな理由の一つとして

日本の社会では「世間」が重視されるのに対して、

北欧の社会では圧倒的に「個人」が中心

だからのようです。

著者、そして日本と北欧に暮らした経験のある方も同様の認識のようです。

これも、海外で暮らしたことはない私でもなんとなく理解できる部分です。

日本の場合、子どものころから、個人の気持ちというよりは、自分が所属している所のルール、

あり方のようなものが中心になっているという感覚があります。

いつでもどこでもみんなが一緒という感じです。

それだからと言って、北欧の国々はいいなと思うだけなのも何か違うような気がします。

というのも、この幸せの国ランキング上位の北欧の国々も、

はじめから現状の姿だったわけではなかったそうです。

一人一人が「個人」が尊重され、自由に生きられる社会であるべきという考え方をもって行動していた

からこそ、その形が実現されている。そのように書かれてありました。

だとすると、私たちも、どのような社会であれば、自分たちが心地よく暮らせるのか

考えて信念を持って行動する事が大切なのだと思います。

日本人を不幸ににしている落とし穴から見る、日本は怒りの国なのではという私の仮説

いんこさんが考える4つの落とし穴で、私が特に気になった言葉をピックアップしてみました。

・「他人に迷惑をかけてはいけない」、「他人の期待に答えなければならない」
・「”ちゃんとした”大人になりなさい」
・ 今は辛くても何かに達成すれば未来は幸せという幻想

どれも聞き覚えのあるフレーズだと思います。

日本の社会にいれば、多くの場合この考え方が、デフォルトになっているように思います。

だから、意識してないうちに、この感覚が当たり前だと思っているところがあります。

そのやり方を、することが正しい、やらなくてはならないというような感覚になっています。

しかし、これを今までの感情コントロールプロジェクトのことを当てはめて見ると、

「怒り」のエネルギーが発生しやすい、もしくは多くなる要素ばかりだと思います。

例えば

「今ここ」ではない、未来に心が向かっている状態。

「自分」がなく、コントロールできない事項(他人、周り、未来)ばかりに目が向いている。

「してはいけない、しなければならない」という考えの元では、

「ありのままを受け入れる」ということが難しくなると思う。

そして、「許す」ということが難しくなると思う。

そうなると、どうしようもないことにがんじがらめになり、

人の喜びに目が行くわけもなく、妬み、あら探しなど、自分ではない誰かのことばかりに

目を向ける事になると思います。

そう考えていくと「社会のこの雰囲気」はいつでも「怒り」が怒ったり、

増大していくそんな可能性を持っていると思ったりします。

「いんこさんが教えてもらった北欧の人々の習慣」から私が思うこと

いんこさんが教えてもらったことをピックアップして書いてみると

「決して派手ではない、日々の小さな習慣、心がけの積み重ねで”幸せな状態”を維持している」

これはまさに”doing”ではなく、”being”の考え方だなと思います。

他にも

・自分の「ちょうどよい」”LAGOM(ラーゴム)”を知っている暮らし方

「心で感じる」を大切にする

自分のご機嫌取りをする

話し合いをして自分との関係性を築いていく

今ここにある日常の幸せに気が付く”HYGGE(ヒュッゲ)”

自然と繋がる

・自分の好き、やりたいことを知っている

・失敗をしながらゴールをする

こうして見てみると、今までの感情コントロールプロジェクトでも出てきた内容と

リンクする部分が多くあります。(青いマーカーを引いているところなど特に)

LAGOMなくらし、これは京都の知恩院で有名な「吾唯足知」とも通ずるなと思いました。

日本にも、もともと北欧の方と似た考えがあったのかもしれません。

こうしてみると、日本の社会は、北欧の人々の習慣や、感情プロジェクトで学んだ内容など、

「それ自体に気が付いていない」もしくは「する事に慣れていない」ということなのかなと思います。

例えば、日本では

「心で感じる」=自分の本当の気持ち、それを優先する、もしくは考える、

ということに慣れていないだけなのかもしれません。

また、察してよ文化(日本の言語特有の性質もあるのかなと仮説を立てています)、

阿吽の呼吸の文化(日本の単一民族の影響などもあるのかも)が強い日本では、

直接的な話し方をする事にも、話し合いをして物事を築きあげるということが

慣れていないのではないのかなと思います。

(別件ですが、このような文化だからこそ、画一的な、みんな同じにしよう

という力が強くなるのかもしない、などいろんな仮説がでて、面白いのです。)

なので感情コントロールをする事(客観的に物事を見て、ありのままを受け入れ、

そこから自分ができる事を行っていく)や、

この北欧の人々のbeing的な幸せの方法を取り入れたり、実践する事で、

自由な生き方に近づけるのかもしれないと思いました。

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