最近すぐイライラしたり、怒ったりする事が多くなったと自覚しています。
(理由は色々と心当たりがあるのですが。)
こうして何かがあればすぐに怒ってしまうような部分を改善したいと思っています。
(2023年の目標でもあります)
だから、今回から
定期的に怒りに関する本、感情をコントロールするような本など、それに関する本を
まずは20冊を目標に読んで、意識を変えていく、実践してみる、そして、考えてみる。
というチャレンジをしてみたいと思います。
そして自分に変化を起こしていければと考えています。
さっそく始めていきましょう!
今回読んだ本
『もうイライラしない!怒り脳 茂木健一郎』
です。
「ずばり!」な題名だったので、第一回目にふさわしいということで読むことにしました。
以下は本を読んで、そこから得られたことを自分なりに要約しています。
そして、自分の経験を書いています。
(詳しくは本をお読みください)
怒りとは何か
怒りとは「不快」な感情で、
その「不快」の感情は大きく分けて「不安」「不満」「不調」です。
そして、それらは、個人個人の基準が異なるため、怒るポイントが変わってくるということです。
つまり、自分の価値観に基づいて、怒りが発動したりしなかったりするのです。
本当にそうだなと思います。
例えば
子どもを朝送り出すとき。ゆっくりしている子供に怒ってしまう。というシチュエーション。
これは私の「時間厳守」という価値観の基準に合っていない。
そして、このまま遅れていいのかという、私の「不安」が怒りを引き起こしている。
さらに、こんな日が寝不足だったら。(「不調」)
さらにさらに、いつもいつも同じことの繰り返し(「不満だらけ」)
というようなことはあるように思います。
話を戻して、
怒っているのは、私ではなく
怒ったのは「脳」です
と書かれていました。面白いですよね。
怒っているのは、脳の暴走にあるということです。
ここが、脳科学者ならではの視点ではないでしょうか。
では具体的には、脳内ではどんなことになっているのか。
怒っている時の脳内はどうなっているのか
怒っている時、脳、特に前頭葉が、怒りによってコントロールできなくなって、
ハックされている状態にある、
ということなのです。
「快」、「不快」をジャッジしているのは、扁桃体という部分です。
ここはあくまでもジャッジしているだけ。
その後に、感情をコントロール出来れば怒りに結びつくことはない。
しかし、怒りによって感情のコントロールができないと怒ってしまう。
その感情をコントロールしているところが前頭葉ということだそうです。
つまり怒ることを回避するためには、前頭葉をコントロールする必要があるということです。
怒りの良くない部分
怒りのよくない部分というのは、きっと誰もが一つ二つは、浮かぶのではないでしょうか。
例えば
怒りは、相手を傷つけるものです。
さらに言えば、自分自身も傷つきます。
怒っても、全てがすっきりするわけではないように思います。
本書で挙げられていたものでも
相手にとっていいことがない
相手が変わらない
相手の一部だけを見ている
とありました。そうなのですよね。わかってはいるけど、かっとなってしまうことがある。
しかし、更に怖いなと思ったのは、
怒りが伝染してしまう
ということもあるということです。
人間には他人がしていることを自分のことのように感じる共感システムとして
「ミラーシステム」というものがあります。
例として、向かいに座っている人がカップを持ってコーヒーを飲んだら、
自分もカップを持ってしまうというようなことだそうです。
良いことならば、いいのですが、それは怒りでも同様に働くようです。
怒っている人を見ると、周りの人にも怒りが移ってしまう。
非常に怖いなと思います。
私自身、特に子どもにガミガミと怒ってしまってますが、
それが知らない間に子どもたちにも伝染していたらと思うと、ますます怖いと思います。
実際、わが子8歳に怒っていたら、関係ない夫さんが怒っているというようなことがありました。
これはよくないなとその時気が付いて、軌道修正しましたが、、、、
その前頭葉をコントロールするためにできることはなにか。
本書にはたくさんのことが書かれてありましたが、
日々に習慣として、自分でも出来るかもしれないと思える事、
3点をあげてみようと思います。
1いいところを見つける
2ぼぉーとする
3きれいな言葉を使う
です。
これらのことは育児本とか、色んな本でも良いこととされていることです。
でもなかなかできていないことだったなと改めて反省しています。
しかし、
今回、自分があまりにもイライラしているということ
(つまり感情コントロールができていない)、
イライラが私だけの問題ではなく、ひとをまきこんでしまうこと
と改めて気づかされたので、これらのことを習慣化していきたいと考えています。
子どもたちのも必須の力
この感情コントロールというのは、子どもたちのとっても大変必要な力だと感じています。
AIの進歩で、仕事が失われるといわれる時代。人間同士がする仕事(ホスピタリティな仕事)では、
ますますその力が必要な気がしますし、その方が本人にとっても幸せに生きていけるように思います。
子供の前頭葉はちょうど今が発達段階だと思います。だからこそ、この時期を意識して、
まずは先ほどの3つの習慣を子どもとともに行いたいなと思います。
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