今回春休みにはじめて子供たちと映画を見に行きました。
子どもは今年から小学三年生、年長さんです。
このくらいの年になれば、落ち着いて映画を見れるかなと思い、連れていくことにしました。
子供さんと映画を見に行くことを考えている方、ドラえもんの映画を子供向けと思われている方など
そのような方にもしかしたら新しい視点のヒントになるかもしれません。
映画を見るという事
ドラえもんの映画にかかわらず、映画を見るということは、
贅沢な時間だなということをしみじみ思いました。
贅沢というのはどう行くことかというと、
映画だけをみるという時間を確保するということは、それだけに集中するということ、
それは、日常を離れてた異空間にいくことだ
と思うからです。
普通に生活していても、いろんなことを考えたり、何かをしながら何かをするというように、
一つのことをじっくりとするという空間や時間が中々確保しにくいと思うのです。
映画館であると、やる事はただ一つ、映画を見るということです。
だとすると、映画だけを見る空間、時間はかなり特別な時間だと感じます。
そんな特別な時間を子供にも感じてもらいたいと思いました。
(うちの子供たちは、ポップコーンというものも楽しんでいました。
これも含めて、異空間だと思います)
さらに、大迫力大音量大画面のなかで映画を楽しむということ、新しい刺激を受ける
子どもたちの何かいい刺激になればいいなと思いました。
実際に映画館で見ると、いろいろな音なども新鮮で大人の私もドキドキハラハラとしました。
そのような体験を多くできるという点でも、いいな、子どもたちを共有したいなと思えました。
では、肝心のドラえもんの映画はどうだったのかというと、本当に良かった。(語彙力のなさ)
どこが良かったのか、私が感じたドラえもんの映画の良かったと思うことを書いてみようと思います。
私が感じたドラえもんの映画の良かったところ
1,大人でも子どもでも楽しめる映画であった
2,時代背景を組み込みながら、いろんな視点を気づかせてくれる部分
3,おまけですが、のび太のママが最後にいつも通り怒っていたこと
以上3点について書いてみようと思います。
1,大人でも子供でも楽しめる映画であった
ドラえもんの映画を私が見たのは、おそらく小学校の時だと思います。
それからは見た記憶がないので、今回ドラえもんの映画を観たのは
小学生ぶりに見たということになります。
そのころの感想というか、思い出は楽しかったという記憶しかありません。
だから正直、大人の私が大いに楽しむというよりは、ドラえもんの映画は子どもが
楽しめたらいいかなという気持ちで見に行きました。
つまり、私はドラえもんの映画を子供向けの映画だと思い込んでいたわけです。
でもこれは大間違いだったなと思いました。
それぞれの年代がそれぞれの楽しみ方で見ることができるオールマイティな映画だと思います。
そのような映画はなかなかないように思うので、とてもすごいことだと思います。
(私は映画に関しての知識が少ないので実際にはいろいろとあるのかもしれません)
どのようにオールマイティであったかというと、
子どもたちは、ドラえもんやのび太君のちょっとしたドジな部分とかを見て、
声を出して笑っていました。
またアクションのようにドキドキハラハラという感じも感じていたように思います。
(横で子どもの顔を見ていたら、いろんな表情をしていて面白かった)
内容をきちんと理解していたかは疑問ではありますが、
単純に面白くて笑えたというのは幼稚園の子供でも楽しめていた
ということになるのではないかと思います。
一方大人の私はというと、そのようなドラえもんたちのお決まりのドジっ子ぶりは定番だよね
という感じで、落ち着いて見ている部分もありました。
ですが、それぞれのキャラクターに思いをはせたり、
ストーリーの内容に感動したりと子どもとは別の視点で話に没頭していたように思います。
映画館で見ていた人は、私たちの親子もいましたが、中学生くらいと思われる子供たちがみていたり、
大人の方一人で見てる方もおられました。
このように、それぞれの年代でいろんな楽しみ方が出来るという点において、すごいなと感じました。
だからこそ、それぞれの人々がいろんな感想を持てるし、
言い合えるとなるととてもいいなと思ったりしました。
実際我が家も少しではありますが、互いに感想を言い合ったりして、
互いに共有の何かを持ったようでそれもよかったなと思います。
2,時代背景を組み込みながら、いろんな視点を気づかせてくれる部分
今回のテーマを私なりに解釈すると、AI等が発達しているこの時代を背景としながら、
個人個人のあり方、心ということが語られていると考えました。
この様な視点は、昨今のAIの凄まじい発展を考えていく中で、非常に重要なことだ思います。
色んなところでもよく議論されている事のように思います。
ですが、子どもたちはまだこのような内容を理解できる段階にはありません。
とはいえ子供たちにとっては、必ずぶつかる問題でもあります。
話が少しそれますが、
私は、子どもたちには自分で物事を考えてそこから行動できるようになって欲しい
と思っています。
そのためには、人に色々と言われたからではなく、
自分がどうしたいのかを考えて行動できるようになって欲しいと考えています。
子どもたちにも日頃からそのような伝えているつもりではあります。
ですが、それを子供にわかりやすく言語化できていなかったように思います。
でも今回の映画には、そのようなことにまつわるヒントがたくさん描かれているように感じました。
私にはこのメッセージがとても心に刺さりました。
だから、この映画で何かしら考えるきっかけに成ってほしいという思いがあります。
と言えども子どもたちにはどこまで伝わっているかはわかりません。
ですが、こうした非日常空間、特別な時間、きっと頭の片隅になんらか残っていると期待しています。
3,おまけですが、のび太のママが最後にいつも通り怒っていたこと
映画の内容がとてもよかった、だからこそ自分も大人として、
反省しなくてはと思う部分がなかったわけではありません。
子どものことをそのままを受け入れてあげれているかなとか、、、
急にいい事をしなければ、というよくわからないマインドセットになってしまう部分が
私にはあります。力が入りすぎるというか。。。
ですが、最後にお決まりののび太のママの怒りが入ったことで、
自分のそんな肩の力を少し落とせよと言われているようで、なんだかとてもほっとしました。
さらに言えば、こうして怒ってくれる日常がある事の幸せさみたいなものも少し感じたりしました。
とはいえ、怒らないことに越したことはないですが。。。
最後に
私はドラえもんの映画を全部見ているわけではないので確かなことは言えないのですが、
ドラえもんの映画は長きに渡って色んなストーリーを展開させ、今でも続いています。
多くのファンもたくさんついている。
それはなぜかなと考えていくと、親も子にも心に刺さるメッセージがある。
そしてそれは長年続いている映画の中に一貫してあるからではないかと思います。
今回の映画であったメッセージは、友情、心の声に従うこと、自分のままでいいということ、
ではないかなと思います。それは、今回の映画だけではなくきっと他の映画でもそうであり、
それが生きていくのに必要なものであるからではないかと思うのです。
そのようなメッセージは字面にすると少しチープな感じもしますが、
ずっと時代とか変化とかいろいろとあるけれど変わらないものなのではないかと思います。
そしてそこに人は感動し、引き寄せられるのではないか。
とにかく本当に素敵な映画でした。
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