冬になり甘いものが無性に食べたくなる最近です。
そんなわけで、先日あんこを作ろうと思い立って、あんこを作りました。
あんこを作りながら、なんだかあんこづくりって、子育てに似ている部分があるなと
感じましたのでそのお話をしてみたいと思います。
子育てに関して、すこし迷っている方や、ちょっぴりと疲れているの方、
ほっこりと甘いあんこのように心がすこし癒されるかもしれません。
是非読んでいただければと思います。
あんこのつくり方
あんこをどうやってつくろうかと、ネットのレシピを色々と見ているといろんなやり方がありました。
以前も作ったときに、いろんなレシピをみて、どれがいいのかわからなくなってしまったぐらい
色々とありました。
でも私が見た印象では、基本的には
小豆を洗う
煮る
渋切り
再び煮る
砂糖を加える
という工程だと思います。
材料もシンプルで、小豆、砂糖、そして水という感じです。
工程も、ずっと何かをしている、ずっと手を加えている感じではありません。
大切なタイミングをしっかりと見極めて、必要な時に手を加える。
というような感じがします。
(シンプルな工程が故に、小豆自身の状態、環境タイミング、見極めのところがとても重要で、
難しいのだとは思いますが)
私があんこを作ってみて
実際に自分で作ってみました。
小豆を洗って、ゆでる。一度ざるにあげ再びゆでる。
この茹でる時、私はずっとなべのそばにはいませんでした。
時々様子を見て、沸騰したかな、そうしたら、火を弱めてまたことこと茹でました。
ずっと鍋にくっついて見ていても、それは調理する人も小豆も互いに
何とも言えない時間になりますよね。
ここで大切なのは火加減。火を強火にしてガンガン炊けばいいというのでもない、
だからと言って弱火過ぎてもダメです。
さらに早く何とかしたいとか、豆の状態を見たいとかというような理由で
むやみにかき混ぜすぎてもダメだと思うのです。
小豆がつぶれてしまうかもしれません。
そして、砂糖を加えてから煮詰める最後の工程。
ここではだんだん小豆の音が変わっていくのがわかりました。
そこを見逃さないようにする。
余りに火が入ると、水分が飛びすぎて硬いあんこになるだろうし、硬くもなる。
その音に耳を澄ませて、必要な時に火を止める。
このように大切なのは、
要所要所は手を加えるけれど、
あとは気にかけながらもほっておいて、
必要なところはしっかりとそばにいて見守るということです。
ずっとではない、ところどころ。
子育てにも通じてる
こうしてあんこを作っていると、これは子育てにも、なんとなく当てはまるような気がします。
ずっとずっと子供を見ておくのは、互いにしんどい。
見られている方も何やらやりにくいだろうし、見てる方もなにかそわそわしてくる。
子どものことは意識の中に置きながらも、要所要所必要なところはしっかりと見守るし、
必要な時は手を差し伸べる。
何でもかんでも手を差し伸べたり、絡みすぎたり、言い過ぎたりしたらきっとダメなのですよね。
あんこのようにふっくらとおいしく仕上げたいと思うなら、
余りかき混ぜたりしない方がいいかもしれません。
その時の状態を見ながら、手を差し伸べる。
この塩梅が一番難しいのだけど、大切な事なのですよね。
私の反省
私はどちらかといえば、待つことができずに、すごくかき混ぜたり、火を強くしたりと、
いろいろとやりすぎているの状態にあるのかもしれない。
あんこを作りながらそんなことを思いました。
いろんなことに声をかけすぎてしまっています。
学校の宿題はしたの?学校の準備はしたの?などなど。。。
もう少し、そっと見守る、そして小豆の音が変わったのを感じるように、
子どもの声や雰囲気を感じ取り、手を差し伸べるそのような形でいいのかもしれません。
必要だというときに。要所要所で。
このように大切なのは、
小豆の音の変化に気が付くこと
子どもの声、変化にきがつくこと
共に変化に気が付くことだと思います。
分かってはいるのだけど、あんこならついつい、速く食べたくて、
混ぜてしまったりしてしまう。
こどもなら、待てずにいろいろと言ってしまう、やってしまう。
必要な時を待つ、いろいろと大切だなと勉強させられたあんこづくりでした。
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