今年を反省し、私が子どもに出来る事を考えてみた

今年もあと少し。

今年を振り返っていく中で、私がいまいちだな、出来ていないと思ったことは、

子どもに関する事です。

子どもの教育に関して考える中で、自分は適切な対応が出来ていたかと振り返ると、

あまりできていなかったなと反省しています。

つい、勉強ができるできな、勉強しないする、などでガミガミ怒ったり、

大人の思うように色々とさせているような部分が相変わらず多かったように思います。

そんな中、今回読んだ本で、脳、そして遺伝子的な観点から書かれていて面白いと思ったことがありました。

そこから、私が、残り少ない2022年そして、来年、子どもたちにやっていきたいな

と思うことがありましたのでその事について書いてみようと思います。

子どもの教育に関して、ついガミガミ一方的に叱ってしまうのよね、と悩んでいる方、

脳、遺伝子的な観点から考えてみませんか?

今回読んだ本

遺伝子学者と脳科学者の往復書簡 村上和雄 川島隆太

今子供たちの遺伝子と脳に何が起きているのか?

題名からもあるように、遺伝子学者の村上和雄さんと、脳科学者の川島隆太さんが

手紙のやり取りのような形式で書かれた本です。

この本は2010年に書かれた本で、今から10年以上も前に書かれた本。

日進月歩変わっていく脳や遺伝子という研究であれば、この10年という歳月で、

劇的に変わっている部分もあるかもしれません。

しかし、(私が読んでいるときは書かれた年など意識して読んでいませんでしたが)

読んでいても納得行くこと、お二人の体験等も書かれていて、とても興味深く、

古い内容ではないように感じました。

私のピックアップ

この本で私が特に注目したことを書いてみようと思います。

この本で村上和雄さんが書かれていたことは、

遺伝子にはONとOFFがあるということ

そのスイッチをONにしてやることで、遺伝子の中でまだ眠っている能力が動き出す

ということでした。

そのスイッチをONしてやるカギとして、

ストレスをポジティブなこととして変換すること

豊かな感受性

いろんなことを自分で考え、発想するという力、創造力

笑うこと

川島隆太さんが言っていたことは

脳活性化には

双方のコミュニケーション

能動的に考えて動けるような環境づくり

ということでした。

二人のお話とレジリエンスとの共通点

お二人のお話を読んでいて、私がふと思い出した言葉があります。

それは「レジリエンス」という言葉です。

「レジリエンス」とは「心の回復力」や「しなやかさ」、「打たれ強さ」という意味です。

その「レジリエンス」と、「遺伝子スイッチをONにするということ」には、

共通点があるように思いました。

例えば、

ある程度のストレスに対して、前向きに物事の発想を転換して進めていくこと、

いろんな経験を積んで、いろんなことを感じたり、考えたりすることで、感受性を高めたり、

経験によって自分のいろんなことを向上させていくことができる、

それが成功体験であったり、自信をつけることに繋がっていくというようなことです。

これは先ほど村上和雄さんが書かれていた内容と共通しています。

ここから考えると、上記のことを意識すれば、

遺伝子スイッチをONにし、新しい能力が目覚めさせることもできる、

尚且つ、レジリエンスも向上するということになるわけですよね!?

 

このような行動というのは、人間が生きていくのに必要な要素であるようにも思います。

(私がもっぱら考えている、人間とは何か、ということにも繋がってい来るようにも思います)

コミュニケーションの重要性

川上隆太さんが書かれている双方のコミュニケーションの重要性に関しても、

脳の活性の観点で書かれていました。それと同時にふと思い出したのが、

自分という存在を認識する、という面においても

人間にとって必要なものであるなということです。

以前読んだ本で、
「人間は自分一人では自分を定義できない。

仲間からどういう人間だと言われて初めて自分という存在を納得する」

(ゴリラの森、言葉の海 山極寿一、小川洋子) 

と書かれていました。

コミュニケーション、そして互いに同じ時間、空間を共有し、何か感じる事が合ってはじめて成立するもの。

またコミュニケーションをとるということは、遺伝子スイッチをONにする事、そしてレジリエンス強化に

大きく影響を与えると思います。

例えばコミュニケーションをとる事で、お互いにいろんな考えを得ることができます。

それにとって、いろんな感性を高める事になるようにも思います。

コミュニケーションをとる中で、物事ポジティブに変換できる手助けができるかもしれない。

いろんなことをやってみようというような意欲や、創造力を出せるかもしれない。

そうなるといい循環がめぐってくるように思います

そこから自分を振り返ると

それを考えれば、私が子どもにガミガミいうことは、子どものそのような貴重な機会を

奪っているということになるなと思いました。

ガミガミ言うことは、コミュニケーションではない、一方的なやり取りにすぎません。

そう考えていくと、私がすべきことは

互いの思っている事を言い合えるような双方のコミュニケーション、

そして、私が一方的に言って奪っていた、能動的に考えて動く機会を、奪わないようにすること

能動的に動けるような環境づくりなのだと思います。

また、自分自身が、物事を前向きに考え、ポジティブストレスとして転換できるか、

そして能動的に動けるようにしたいと思います。

すぐネガティブな言葉を使ってしまう部分もあるので、それをポジティブな言葉に変えるところから

行っていこうと思います。

まとめ

このお二人の先生が書かれていた具体的な行動

物事を前向きにとらえる事

いろんなことを経験したり、目標を持ってトライしてみる

親子であったり、双方のコミュニケーションを行うこと

を実践する事は、遺伝子のスイッチをONにして新しい能力が開花する可能性を

持っており、これからの時代を生き抜くためのレジリエンスを養っていくことになる

ということを学ぶことができました。

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