人はすぐには変われない-そう理解する事から始めよう-

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なんだか気持ちがへこみ気味な日が続く今日この頃。

この気持ちを少しでも変えたくて今回は、たまたま図書館で目にはいった本

ハーバードの人生を変える授業2~次の2つから生きたい人生を選びなさい~

タル・ベン・シャハー(著), 成瀬 まゆみ(訳)

を読んでみました。

この本の台の趣旨とは少し違う部分に、自分の考えが及んだのでそれを書いてみたいと思います。

気持ちや状況がなんとなく停滞していて前を向きたいなと思うような方、

少しの思考の変化をもたらしたい方に、

読んでいただくと少し気持ちに変化が起きるかもしれません。

この本について簡単に(選択肢、解説、行動)

この本は、文章が羅列されているというよりは、手引書のような使用になっています。

簡単に構成を説明すると、2つの選択肢が書かれてあり、

その選択肢にまつわる有名な人の格言やアドバイス、

選択肢に関する解説のようなものが書かれてあります。

2つ目に、その選択肢の行動を実施に起こせるような内容が書かれてあります。

なんだか気持ちが停滞していて、難しい本を読み進めるのが難しいと感じるような時期には

短い文章で、一つの選択肢の内容が終わるので読み進めやすいように思います。

更に、選択肢も難しいものではありません。わかりやすく書かれていましたし

よりその内容に共感できるような部分もたくさんありました。

 

この本で大切なことは、

選択肢は自分で選ぶことができる

そして、行動に移すということ

そうする事で、自分の人生を作り出すことができる

ということだとありました。

だからこそ、選択肢を自分で選ぶことができるということの大切を伝えるためにも

このような本の構成になっていたのかもしれません。

逆を言うと、自分で選択する事の難しさ、そしてそれを行動にうつす難しさというのが

多くの人がもっている事なのだということも感じました。

更に私は、この本に感じたことがありました。

この本を読んでの私の視点(人ってすぐには変われないよね)

この本を読んで私が感じた事、

この選択肢に関する内容は、どこかで聞いたり、見たり、読んだりしたことが多いな

と思うことです。例えば、マインドフルネスのような発想が本には書かれていました。

この著者だから出せる、マインドフルネスの大切、面白い例などが書かれてあり

だからこそ、ほかの本にはない魅力を感じることができるのだと思うのです。

ですが、エッセンスを取り出すとそれはマインドフルネスという単語に集約されていると感じたのです。

そのマインドフルネスの良さというのは、以前も見たり聞いたり読んだりして、

頭では理解している。

でも行動にうつせていない、もしくはそうしたらいいのであるということ自体を

忘れている事が多いのだということを感じたのです。

 

この本は2013年に書かれています。およそ10年も前の本です。

ですが、選択肢にしても、内容にしても、現在でもよく重要であるとされるような内容が

書かれています。道徳的な、普遍的な内容のなのかもしれません。

例えば、違った視点で物事をみましょう、だとか、親切な行動をしましょう、

平凡の中に非凡さを見出しましょうといったようなことです。

でも、私は多くの場合その事が出来ていないのです。(私だけではないとも思いますが)

そう考えると、分かっていても出来ないということが多く存在するということだと思います。

だからこそ、この本でも、選択しそれを行動に移す事の大切さが書かれてあったのだと思います。

それだけ人は分かっていても行動できないものなのだ、もしくはそのようなことは

かつて言われていたとしても、忘れているものなのだ

ということなのだと思いました。

そこから考える事(行動にうつす、それだけでも大きな進歩)

そこから考えた事は

1、少しでも行動に移すことができたのならこれはもう大きな進歩であるということ

2、その行動を習慣化出来たり、自分自身を変えることができたとするならそれは偉業であるということ

なのです。

現代はいろんなことがすさまじいスピードで変わり、そのスピードについていかなければならない、

もしくはそのスピードついていけれ当たり前のようなところがあるようにも思います。

だからこそ、何か進んでいる感じがなければ、何か変化がなければ、

停滞しているように思うことも多々あるように思います。

私自身、振り返ってもそのように思っている節があるなと感じます。

(今回の気持ちの停滞の理由の一つにもこの事は当てはまるように思います)

ですが、こうしたことを踏まえて考えてみると、人はそこまで速く進歩する事は出来ないし、

すぐに行動に移せない事の方が多いのだということを理解することは、大切であると思います。

これが多くの人にあてはまることなのではないかと。

(だからと言って、そのまま止まっていればいいということではないと思いますが。)

行動にうつす、でもその変化を焦らずに待つ事、見守る事、本当に行動しているのか観察してみる事

これが大切なのかなと思います。

このように考えると、心が少し楽になるように思います。

これって子育てにも当てはまるよな

私自身、子供に多くの成長、変化を望むようなことがあります。

さっき言ったから理解できるだろう、とか、変化が起こるだろう

というように思うことがたくさんあります。

しかし、変化がすぐに目に見えておこるというようなことはないということ、

そして、何度も何度も繰り返さなければ、人は忘れてしまう、わかっていてもできないものだ

と頭に入れておきたいと思います。そんな忘れっぽい事、出来ない事を、認めてあげる事が大切

だなと思います。

これも頭では分かっているのだけどということなのですよね。

自分自身も少しずつ成長できるように行動にうつしていこうと思います。

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