今回は親ならば、一度は悩んだことがあるのではないかと思う、
子どものゲームのやりすぎ問題に関する事です。
どのようにするのがいいのか、少し考えてみました。
ゲームを知ってしまった息子
夏休みに久々に私の実家に帰省しました。
そこで、おばあちゃんおじいちゃんがくれたのが、ゲーム(SWITCH)です。
そして同時に帰省していた親戚の子供たちも、自分たちのSWITCHをもっていたので、
みんなでわいわいと盛り上がってしまいました。
(しまいました、っていうのが私の負の気持ちのあらわれですね)
子供同士年齢も性別も異なるという環境で、ゲームというツール一つで、
一体感を持って楽しんでいるというのが、すごいなと感心した部分でもあります。
しかしながらこうなったら最後。
我が家に戻ってきたら、子供達はもうゲームのとりこです。
特に息子(4歳)の方は楽しくて楽しくて仕方がないという感じです。
娘(7歳)も楽しんでいて、時々ゲームの取り合いになるほどです。
一応、世間一般で言われている一日30分だとかの制限を設けて行っているわけです。
しかし、知恵がついてきた息子は、こっそり隠れて行ったり、1回だけといいながら、
何度か行うというような事が頻発してきました。
(逆に、ここまでしてゲームをしようという、知恵にあっぱれでもあるわけですが)
葛藤している息子、何も感じていない娘
ルールを守らなかったら、私もその事を指摘します。
そうすると、息子はやってしまったというような態度を示したり、
ゲームをする前に息子自身でルールを声に出していたりしています。
きっと、彼なりにルールを守ろうとしているのだと思います。
そしてルールを守らなければならないのだということと、
楽しくてもう一回という気持ちが交差しているのだと思います。
(なんとも涙ぐましい)
打って変わって、娘。彼女はそんなルールもお構いなし、
何ならルール自体を忘れているのではないのかという感じです。
全く葛藤もしない感じです。
(その強いメンタルにも尊敬していますが)
そのたびに、ルールを伝えてはいるのですが、右から左に流れていく感じです。
それでも、親の私としては、彼女自身で自分の気持ちにブレーキをかけられるようになってほしい。
そんな子どもの葛藤や親の思いで、強制的にやめさせたり、ゲーム自体を隠すことは、
私としてはやりたくないなと思っていました。
しかしながら、あまりにもルール逸脱が頻発と私の我慢のゲージがパンパンになっていたのでしょう。
私は理不尽な怒りをぶつける事になってしまったのです。
理不尽な親
ある時、突然に私は
「ゲームばっかりして、ゲームの依存症になっているのではないの?
ゲーム以外の遊びをしなさいよ!!!」
と怒鳴り散らし、ゲーム途中のゲーム機を取り上げて隠してしまったのです。
きっと子供達は何が起こったか考える余地もなかったと思います。
そうすると、楽しかったゲームの時間は一転、無理やり他の遊びをしだすというような、
遊びなのか、強制なのか分からない事態になってしまったのです。
どちらにしても、子どもにとっても、私のとっても後味の悪い結果になってしまいました。
この経緯を旦那さんにも話をしてみると、
自分の子供時代もゲームばっかりしていたな、
親からゲームのやりすぎと叱られたこともない、
ということを話していましたが、「注意はしないと」という感じになっていました。
そして旦那さんも、「子供達にはゲームばかりしないで」ということが多くなりました。
冷静に考えると。。。
冷静になってみると
なんだか自分達、親の理不尽さにはっとさせられました。
旦那さんなんて子供時代にゲームを満喫して過ごしてきたというのに、
ほんとに勝手ですよね。。。
どんどんと分からなくなってきました。
私の怒りや不安は、ただただ自分の中の漠然とした不安から生じたものに過ぎないのではないか。
頭の中を整理整頓
では、ゲームをするとどうしていけないのか、困るのか?
それを整理して考えてみると
なんだかこれって、圧倒的に親の理想、漠然とした不安ですね。
どこかで目に見える効果を期待しているところがある。
本当に大切なことは、子供が夢中になっている事をさせるということ。
それが、目に見える効果として、すぐにはあらわれなくとも、
心のエネルギーになるのであればそれは大切な事のようにも思えてきました。
それに、子供達が「今、ここ」を楽しむ天才でもあります。それなのに、それをあえて、
一刀両断、親の権力で踏みつぶしてしまうというのは、なんだかひどいようにも思います。
自分の中のちょっとした結論
重要なことは、何々をさせてはいけないということよりも、
何々をさせる事でどのようなことを感じ、どう思うかを互いに話すことなのかもしれないな
と思いました。
子ども自身がゲームをして、どんな作戦で戦ったのか、どんなところが楽しいのか、
またどんな感情がわいてきたのか、次やるときはどのようにしたらいいのか。
また親側も、ゲームに関心を持ち、内容を聞いてみる事、
それとは別に長い時間ゲームをしすぎることも心配だとはなし、互いにどうしたらよいか
という事を話し合うというのも必要なのかもしれないなと思いました。
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