先日Twitterを見ていましたら、
デンマークでは子供が遊びでも戦いごっこをする事はないということを知りました。
それはオランダ在住の三島菜央さんが書かれていたnoteから知りました。
とても興味深い内容でした。
ブログ本文にも
子どもたちを学校やそれ以外の場所で見ていると、
「相手の身体に(攻撃性を持って)触れること、相手を傷けるような行為をすること」
はタブーとして理解されていることが見えてきます。
と書かれていました。親や先生もとても敏感だと書かれていました。
私は少し衝撃を受けました。
幼い子ならば、何とかレンジャーの真似をして戦いごっこをする事もあるだろうし、
チャンバラごっこをすることもあるだろうとなんとなく思っていたからです。
(度合いにもよりますが)
もっと内容が知りたいと思い、ブログに書かれていた本を読みました。
そして「戦いごっこ」に関して考えてみたいと思います。
本の内容からみる戦いごっこのあり方
三島菜央さんが読んでおられた本は「デンマーク人の自由な生き方暮らし方〔子育て編)」
という本です。私も実際のその本を読んでみました。
「戦いごっこ」は教えない
という章がありました。
その中で戦いごっこは教えられていないということが書かれていました。
デンマークでのアニメ、子供向け番組では、日本のような戦闘もの、
「正義」のために「戦って勝つ」というような暴力的な「戦い」は出てこないそうです。
そう言われれば日本では、戦闘ものが多いですね。子供向け番組ではありませんが、
時代劇などのストーリーも「善」と「悪」。「正義」と「悪」という構図が多いように思います。
この本で、
このような番組を見れば、無意識のうちに「正しい」と「正しくない」という価値観を持たされ」、
正しくないものはやっつけてもよい、と思うようになります。
私は衝撃を受けました。確かにそのような側面があるかもしれません。
知らない間にこのような構図を子供に教えているかもしれないなと。
本を読んでわかった事は、
デンマークでは戦いごっこに繋がるような事は、”教えない”
徹底されているように思います。
私の戦いごっこの考え方
私は男の子の母です。最近、わが子も、まさに戦いごっこや、
ヒーローに憧れ自分自身で剣を作ってて、
レジャーシートのマントをまき、頭には丸い形のおもちゃ箱を被って、
ヒーロー気取りになっています。そんなわが子をほほえましく見ていました。
実際に戦いごっこをするにしても、
ということを念頭に入れながら、ある程度は子ども達のやりたいようにさせていました。
そうしている理由は
というような、あくまでも私の考えがあったからです。
余談ですが、
最後の仮説に関して、ネットで調べたところ、一つ興味深いものがありました。
参考文献
https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2020/816.html#q2
子どもにとって、強いことはかっこいいこと。まずは強いことに憧れて、
大きくなってくると、強くて正しいヒーローに憧れるようになる。
人間には、他の動物にはない、たぐいまれな共感性と攻撃性が同居しています
勝負にこだわる遊びには、心の中にある攻撃性を代理的に満足させる側面があると思います。子どもたちは、やがてそのような遊びを卒業して、共感性を大事にすることで社会が
動いていくことを学んでいきます。
あながち、自分の考えも間違っていないのかもしれません。
私の考えでは、戦いごっこ自体は子どもの心の中にある本能的なものもあるので、
完全になくすということではなく、すこし容認し、そこから、身体を使って、
学んでくださいというような、いわば実地体験的な発想があります。
デンマークの人を傷つける事になるような戦いごっこは、そもそも教えないというところと
私のような、戦いごっこを容認しながら、見守るというところが大きく異なるなと思いました。
ただ、三島菜央さんも書かれているように、身体の接触自体が問題なのではなく、
きちんと設定された目的が必要なのだという考え。
確かにその通りだと思います。戦いごっこというもので身体的な体験を積まなくても
他の方法があるのということも理解しておかなければならないなと思います。
長くなってしまいましたので、また続きは次回書きたいと思います。
☆今回は色々な方のブログなどから引用させていただいています。
私の解釈不足、解釈間違え等がある可能性もあります。何か問題がありましたら、
教えていただければ助かります。
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