二人の姉弟から見る競争心

育児

私には小学二年生の女の子と、年中さんの弟の二人の子供がいます。

この二人は、性格はそんなに似ていないなと感じます。一言でざっくりとまとめると

おとっりとしたお姉ちゃん、ちゃきちゃきした弟といった感じです。

その子供たちを見ていて、幼いころから、競争心というのは芽生えているんだなと

感じたので、その事について話してみたいと思います。

姉弟の競争心のあり方

上の子は、下の子が生まれる前から本当にゆっくりとしたマイペースな感じでした。

公園などに行って、例えお友達がいたとしても、いろんなことを競ったりすることもなく

穏やかに過ごしていたと記憶しています。

弟が生まれてからも、数年はそんな感じで、自分の世界で何かしら楽しむということが

特に好きなんだろうなと、私は感じていました。

一方下の子はといえば、3,4歳ぐらいから、とにかくなんでも1番がいいという感じです。

歯を磨く順番、ご飯を食べる順番、家から出るのも、入るのも、

急に競争し初めて、一番になりたがる、一番にならないと、怒ったり、泣いたり、

とにかく、なんでも一番!一番の執着がすごいのです。(現在進行形中)

同じ年齢のころの二人を比較しても、競争心を持つ子、持たない子がいるんだなと

とても面白いなと思いました。

姉の進化、競争心に火が付いた

そして、現在は、弟の競争心に触発されてからか、

姉も急に負けたくないというような気持ちになって、

下の子と張り合うようになりました。(おかげで喧嘩も多くなりました)

弟が突然始める競争に、自ら参戦するというような形です。

歯磨きの仕上げを一番にしてもらいたい弟は、ゆっくり歯を磨いている姉を横目に

シャキシャキと歯磨きをして、私のところに走ってくる、

それを見た姉は、歯磨き途中でも走ってくる、

そして喧嘩するというような感じです。

あんなにゆったりしている姉が弟の競争心を見てか、刺激されたのか、

急にいろんなところで競争心をメラメラ燃やすようになってきました。

こうしてみると、競争心は周りの環境によって、突然出てくるものかもしれないと

思いました。

そこから考えた事

こうしてみると、三つ気が付いたことがありました。

一つは、上の子と下の子の同じ年齢の時の差
二つ目、3歳くらいから、誰が教えたわけでもないのに、競争心が芽生えている
(そして1番になりたいのだという気持ちがあるということ)
三つ目、周りの環境で、競争心が芽生えるということ

ということです。

深堀していくと、

1つ目、上の子と、下の子の同じ年齢の時を比較してみると

競争心の有り無しが大きく異なる、ということです。

この違いとして考えられるのは、その子の性格によるもの、

その子を取り巻く環境(上の子は下の子が生まれるまでは1人だったので、

競争するという発想がなかったのかもしれない)、性差等があるのではないかと考えています。

 

2つ目、下の子は、3歳くらいもう競争心が芽生えていたということ。

競争心をあおるようなことは言ってなかったように思います。

それにもかかわらず、知らない間に、勝手にそのような気持ちが芽生えていたことは、

本当にびっくりしました。これは、これはもともと競争心というものが、

人間の中に備わっている事なのでしょうか?とても興味深いです。

それと同時に、競争心に気が付くのは、自分と他の人という関係性があるということを

しっかりと把握しているということになると思います。

その中で自分の位置を1番にしたいという感情になるということすごいなと思いました。

これは、後天的な物なのか、先天的なものなのか、、、、本当に不思議です。

 

3つ目、上の子は自分と他の人という関係性を競争心ではなく、

観察という形で築いていたように思います。上の子はよく人の子を観察していました。

でもその人と積極的にかかわるというよりは、見ているという感じです。

そして、同じことを真似してみる、取り入れてみるという感じです。

そんな彼女も、弟の非常に激しい競争心を感じと取ってなのか、

徐々に競争心と負けたくないという思いが見え隠れるようになりました。

競争心が、環境によって大きく変わってくるものなのかもしれないと思いました。

そんな二人を見て

この3つのことを思うと、競争心というのを強く持っている子もいる。逆もしかり。

先天的であれ、後天的であれ、その子の持っている競争心という思いは、人それぞれ違うと

いうことがわかってきました。

そうなれば、私も、その子をしっかりと見て、その子にあった対応を行うことが必要だなと思いました。

競争心が強い子は、その競争心、負けたくない、一番になりたいという気持ちも発散させる、

そのようなエネルギーをうまく使ってあげるというようなことも必要もあるのかなと思いました。

それと同時に、やみくもに競争心を煽るという形ではなく、うまくその気持ちも持たせながら、

自分との競争(昨日の自分よりも、今日の自分に勝ったというようなスタイル)のような形にも

目を向けさせることができればいいのかなと思いました。

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