子育てにも「ニクセン」 ~週末はニクセン 山本直子~ を読んで

以前に「ニクセン」をして幸せになろうという記事をあげていました。

「ニクセン」とは“何もしない時間”というオランダ語だそうです。

その方法の一つに、𠮟りつけないで子育てをするということが書かれていました。

子育てをしているものとしては、そんなことできるの?と非常に衝撃的でした。

私は毎日叱って、いや、怒っているばかりなようで、それが出来れば、

親も子も願ったりかなったりということではないでしょうか?

そんなわけで、それはどのような子育てであり、私はどのように取り入れられそうかなどを
考えてみたいと思います。

 

1,叱らないで子育てするとは
2,私でもできそうかな?!叱らない子育て
3,「強制ニクセン」の後のアフターフォロー

 

1,叱らないで子育てするとは

この本に書かれてあった内容を自分なりに要約すると、

オランダでは、子どもが何か良くないと思われる行いをしたときには、

子供は壁に顔を向けて、3~5分ほど静かに立っていなければならない。

これで、強制的にニクセンをさせられる状態になる。

そうすることで、呼吸が整い、心が落ち着き自分の状況を少し冷静に受け入れられるようになる。

ということでした。

確かにこれならば親や先生は、叱らずにすみます。

さらに言えば、自分で自分の状態を観察でき、

興奮状態の自分から抜け出すこともできます。

子どもでも、大人でもそうですが、興奮状態のとき、人から何やら言われたことは、

頭に入らに事のほうが多いと思います。むしろ何か言われれば言われただけ、

興奮状態が倍増するような気もします。それを自らの力で軌道修正できるとするならば、

そして、子供の時から訓練されているならば、大人になっても自分を俯瞰してみる力が

養われているのではないでしょうか?これは結構大事なことだなと思います。

 

私が大人になって気が付いたことは、俯瞰的に自分を見る力が結構頻繁に必要だなということです。

その力があることで、自分が救われたこともたくさんあったなと思います。

だからこそ、子どもには持っていてほしい力だなと思ったりします。

 

2,私でもできそうかな?!叱らない子育て

これだけの効能があるのだし、私にも叱らない子育てできるかもしれないなと思いました。

効果効能を理解して、自分を納得させてやれば、結構うまくいくような気がするのです。

何よりも必要なアクションが少ない!ガミガミいうよりも少し距離を置く

さらに、きっと親自身も、この状況から離れる事で冷静になれるなとも思うのです。

ふと思うと、私はすでに強制ニクセンっぽいことやっているなと思いました。

その状況をご紹介します。

二太郎の長男は、今四歳ですが、自分の嫌なこと、思った通りにならないと、

ものすごく怒り出すことがあります。

泣いて怒ったり、ひどく機嫌が悪いときは手をあげたり、どうやら反抗期のようです。

一姫の長女は温和な性格だったのか、そんな激しい反抗期を迎えてなかったので

わからなかったですが。子供に一人一人違いますね。

さて、私がそのころしていた対応は

はじめのころ

①私:「どうしたの?」の優しい声掛け
②二太郎の激しい暴力と涙のパワーアップ、私:イライラアップ
③私:感情的になり、怒り。

途中から

①私:優しい声掛け
②二太郎の激しい暴力と涙のパワーアップ、
③私:目の入る範囲でほっておく。

どちらのパターンでも、結局嵐が過ぎれば、晴れの日がやってくるように

穏やかな彼に戻ることがわかりました。

むしろ、ほっておくほうが状況を悪化させずに済んだようにも思います。

これはある意味、強制ニクセンしていたなと思います。

ただ、私の中で、息子をほおっておくことは、何となく悪いことをしている

ような感覚がありました。軽い育児放棄とでもいうような、、、

私が勝手に手厚く声掛けや、サポートをすることが重要だと思い込んでいたのです。

でも今回、「強制ニクセン」という言葉を知って、ほおっておくことには、

こんな意味があるのだから大丈夫と、背中を押してもらえたような気がしました。

 

3,「強制ニクセン」の後のアフターフォロー

ここからは私の思い付きなのですが、

「強制ニクセン」後に、さらに声掛けをすれば、

さらに効果があるのではないかなと思いました。

どういうことかというと、”自分の状況を俯瞰してみる事で、我を取り戻すことが出来る“状態に

なったところで、子供と話をするということです。

当たり前なことだと思うのですが、私はそれをやっていなかったのです。

もちろん「落ち着いたね」とか「大丈夫」とかそういう声掛けはするのですが、

一方的な話で終了していました。

そうではなくさらに一歩進んで、子供に状況を説明させたり、その時の気持ちを言葉で伝えてもらう

子どもが、その状況を伝えれないならば、大人がその言葉を補足しながら伝えてもらう

というような相互的に話をするということです。

実際にその方法を取り入れると、やはり子供も冷静になれたのか、

自分の気持ちを言ってくれることも多くなったように思います。

幼い子供は(大人もかもしれませんが)自分の気持ちや行動をしっかりと、

言語化する力が弱いです。だから泣いて怒って、表現しているのだろうなと思います。

だからこそ、問題が生じたすぐ後、さらに強制ニクセンで冷静になったときに話せば、

気持ちも鮮明だろうし、言葉と気持ちの紐づけがなされ

子供もすっきりできるのではないかなと思います。

 

まとめ

何か問題が発生したときは、「強制ニクセン」をすることで、
子どもも大人も、”自分の状況を俯瞰してみる事で、我を取り戻すことが出来る“冷静になったときに、子供と相互的に話をすることが必要。

幼いころから「強制ニクセン」をすることで、自分を俯瞰する力を鍛えておくことは、

大人になっても役に立つ。

というお話をしてみました。

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